・相談窓口を利用
衣食住とは生活をしていくための基本条件であり、生きていくために必要なものだと言えるでしょう。
この衣食住のうちの「住まい」がシックハウスとなってしまったら、通常の生活もできなくなってしまいます。
シックハウスは目に見えない化学物質が原因であり、全ての人が化学物質に反応するわけではありません。
そのため、理解を得るのが困難な場合もあります。
プロのアドバイスが必要です!シックハウスの原因となる自宅から化学物質を取り除くことも容易なことではありません。
多額のお金がかかる場合もあります。
相談したくても、周囲にシックハウスに精通している人がいないということがほとんどです。
住宅や化学物質の調査、健康被害などについて、適格なアドバイスをしてくれる相談窓口がいくつかあるので、気軽に相談してみると良いでしょう。
相談するときに必要な事柄相談する前に下記の事柄を自分なりにまとめておくと、相談相手に状況が伝わりやすくなります。
症状について家族全員の症状の有無と、発症時期を控えておくと良いでしょう。
症状が出た家族のそれぞれの症状なども詳しく伝えられるようにしておくと良いです。
住宅について住宅の種類(戸建なのか、集合住宅なのか)や住宅の工法(木造軸組やプレハブなど)、施工業者などを確認しておきましょう。
工事が完了した年月日、入居を開始した年月日、引渡しの年月日も重要です。
また、住宅の臭いについても家族や第三者に確認しておきましょう。入居したばかりの頃と現在の室内の臭いについてわかると役立ちます。
以前住んでいた住宅について築年数や構造、何年くらい住んでいたのかを確認しておきましょう。
換気について24時間換気システムが設置してあったのか、換気方法はどのように行っていたのかなど、換気についての事項はとても大切なので、家族全員に確認する必要があります。
室内に持ち込んだ家具や生活用品新品家具や芳香剤、防虫剤、消臭剤などの持込の有無について確認しておきましょう。
空気測定について空気測定の方法や使用した機器名、測定した物質について確認しておきましょう。(空気測定を行っていない場合は、必要ありません)
シックハウス診断士に相談したい!シックハウスは患者やその家族だけでは対応しきれない場合が多いです。
住環境や身体症状について、相談に乗ってくれるところをあちこち探すのだといいます。
シックハウスに関するさまざまな知識と経験のあるシックハウス診断士に相談するのも良いでしょう。
シックハウス診断士に相談するには?
シックハウス診断士協会では、メールにて無料で相談を受け付けています。
また、ホームページから全国のシックハウス診断士協会会員の検索もできます。
NPO法人 シックハウス診断士協会
HP http://www.sicklife.jp/index.shtml
地域の役所で相談してみましょう。多くの地方自治体でシックハウスに関する無料相談窓口を設けています。(役所の生活衛生課や保健所が対応してくれる場合が多いです。)
保健所などでは、相談を受けるだけでなく、揮発性化学物質の測定を無料で行ってくれるところもあります。