プルトニウム「大量放出」の事実3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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一方、原子力安全・保安院側はこう言う。

「6月6日午後は、政府・保安院・東電・原子力安全委員会の合同会見を行っており、そこで安全委員会の加藤重治審議官から、ご指摘のリストについて、プルトニウムやストロンチウムが検出されたことを一応は説明しています。

これについて、記者からの質問はありませんでした」

あくまで保安院側は公表したのだから、報じるかどうかはメディアの勝手ということだろうが、積極的に伝えようとした形跡はない。

それにまんまと乗せられ、こんな重大情報がスルーされてしまったのだ。

「我々のような専門家が、このリストを見れば、ルテニウムのように肝臓がんや腎臓がんを引き起こすとされる放射性物質が検出されていることもわかるが、記者にはそこまでは無理でしょう。

ただ、プルトニウムやストロンチウムが大量に放出されていることくらいは警告すべきだったと思います」(前出・古川氏)

リスト自体は保安院のHPを探すと確かに公開されているが、何の情報もなく見つけるのは不可能。

膨大なゴミ情報の中に不都合な情報を紛れ込ませるのは官僚の常套手段だ。国民に本当のことを伝えない行政、それに荷担した格好の記者たち。

危険にさらされているのは国民の命である。

『週刊現代』2011年9月10日号より


runより:私見ですが、どんなに最悪な事態でも国民には知らせるべきだと思います。

パニックが起こったりするかもしれませんが、知らせるべきだと思います。