・2.好酸球 Eosinophil(Eo.と略す)
 アレルギーに関係した白血球である   
白血球 好中球 ---- 細菌
単球 ----      ウイルス
好酸球 ---- アレルゲン、寄生虫
好塩基球 --- アレルゲン
リンパ球----  すべての病原体、アレルゲンに関与
                           さらに、他の白血球を指揮する 
     
 アレルギーが悪くなると血液の中の好酸球の割合が増える。
 アトピーの湿疹部位にはたくさん滲み込んでいる。
 ①1日-数日で上昇・低下する
 ②風邪、熱性疾患では低下する
 ③アレルゲン刺激で上昇する
 ④アレルギーのひとでは数、割合が多くなっているときには
  細胞1個あたりの能力も上がっている。
アトピー性皮膚炎の重症度を比較的よく表します。
 
 好酸球比率  好酸球の評価  予想される皮膚炎の強さ 
 1-3%          正常  正常、ごく軽症 
 4-10%       少し高い  軽症、中等症 
 11-20%        高い  中等症、重症 
 21%-      非常に高い  かなり重症 
3.RAST検査
 アレルゲンの検査のひとつ
 アレルゲン(食べ物アレルゲン、吸入性アレルゲン《ダニ、カビ、花粉》)などに対するIgE抗体の量を調べる
 
IgE      卵白に対するIgE抗体  カビAに対するIgE抗体
        牛乳              カビB
        大豆               ダニ
        牛肉              花粉1
        ...               花粉2 
        ...               ... 
   
特異IgE抗体というのはIgEのうち、卵白なら卵白に反応するものだけ、あるいは牛乳なら牛乳に反応するものだけを調べるわけです。逆にいうとIgEはアレルゲンによって受け持ちが厳密に決まっているわけです。特異IgE抗体が1万種類あるとすれば、それをすべて別々に計ってたしたものが(総)IgEというわけです。
区分けについて
クラス UA/m 区分け
 
6 100-    陽性
5 50.0-99.0 
4 17.5-49.9
3 3.50-17.4
2 0.70-3.49
1 0.35-0.69 擬陽性 
0 -0.34    陰性