MCSとは? | 化学物質過敏症 runのブログ

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・化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity:MCS)について
身の回りに存在しているさまざまな種類の微量化学物質に反応して生じる、極めて深刻な生体反応です。
重症になると通勤通学や家事が出来なくなり、通常の生活を営むことが困難になります。
化学物質過敏症は、何らかの化学物質に大量に、または繰り返し微量で曝露された後に、発症するとされています。

殺虫剤、防虫剤、衣料用洗剤、防臭・消臭・芳香剤、タバコの煙、香水、化粧品類、ボディーケア用品、灯油などの燃料、筆記用具、印刷物、建材、塗料、接着剤など、さまざまな化学物質による被爆が原因ではないかと示唆されています
化学物質に対する感受性は個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。

花粉症、シックハウス症候群なども化学物質過敏症一つです。
化学物質過敏症では、アレルギーと比べてはるかに少ない量の化学物質に対して反応することがあります。
たとえばホルムアルデヒドの室内空気濃度指針値は0.08ppm ですが、化学物質過敏症では測定不可能な低濃度で反応してしまうことがあります。

重症になると、生活用品、食料品(残留農薬や添加物)など身の回りにある莫大な種類の微量化学物質(ヒノキの香り成分などの天然物質も含む)に反応(下記症状)するため、日常生活に支障が出ることがあります。
化学物質過敏症を発症しないためには化学物質にできるだけ曝露されないようにすること(転居などを含む)が必要です。
換気の励行。

噴霧式・スプレー式殺虫剤、芳香剤、消臭剤は使用しない。

蚊取り線香は使用しないか短時間に限って使用。

衣類防虫剤は使用しないか密閉容器中で使用。

スプレー類は使用しないか戸外で使用等、室内空気を汚さない事が最も大切です。

また安全性(添加物の有無)の高い食品を選ぶ、合成洗剤をやめ石けんを使用する、住宅の新築・改修・改装は特に注意する、なくても良いものは使わない(化学物質に対する被爆を減らす)、普段より適度な運動をして免疫力をアップする(過敏症を治癒するものではありません)など、様々な注意が必要です