・原因食品を見つけて制限。栄養不足に注意して多種類の食品を。
①アレルゲン食品を避ける
②代替食品で栄養不足をカバー
③加工食品の見えない原料に注意
④新鮮な旬の食品を
原因の特定が第一むやみな食品の制限は控える
食物アレルギーの原因となる食品(アレルゲン)は牛乳、卵、大豆などが代表的で、そのほか米やそばなどさまざまなものが考えられます。
アレルゲンとして疑わしいからと気になる食品を避けていると、必要な栄養素が不足してしまう恐れがあります。
症状が現れたときは、アレルゲンを特定し、そのうえでその食品や、その食品を含む加工食品を食べないようにすることが重要です。
食物アレルギーは消化吸収の未熟な乳幼児に多く見られますが、成長するにつれ消化機能が発達し、たんぱく質を細かい分子に分解できるようになり、症状も出なくなります。
アレルゲンとなる食品を避け代替食品をしっかりとる
アレルゲンを除去した食事をとる場合、たとえば卵が原因なら鶏肉、牛乳が原因なら牛肉というように関連した食品にも注意が必要です。
マヨネーズやアイスクリームなど、原因となる材料が含まれていそうな加工食品にも注意し、材料が不明瞭な食品は避けたほうがよいでしょう。
また卵が原因なら、同じ食品群から豚肉や牛肉を代替品として選ぶなど、たんぱく質などの必要な栄養素が不足しないようにすることも大切です。
食品は鮮度が落ちるとアレルゲンが増大します。
新鮮なものを選びましょう。
食材選びのポイント
生の食品はアレルギー反応が起こりやすいので、しっかりと火を通します。発作時は消化のよい調理法で
主食
消化のよいおかゆ
卵や牛乳が原因の場合はパンは避ける。発作時は胃腸に負担の少ないおかゆなどを回数に分けて。
主菜
代替食品を利用卵アレルギーなら鶏肉、牛乳アレルギーなら牛肉も避ける。同じ食品群から代替食品を利用して。
副菜
野菜や海藻を
かぼちゃなどの緑黄色野菜や、いも鞍、海藻類をたっぷりとって、ビタミン・ミネラルを補給。
その他
単一原料の油を
調理には調合油は避け、単一原料のしそ油や綿実油などを。みそやしょうゆなどにも注意。