・二日酔いに妙薬なし。弱った胃や肝臓のケアをしっかりと。
①二日酔いには水分補給を
②消化のよいものをよくかんで
③肝機能を高める食品を
④栄養バランスと適量を守る
胃の粘膜の修復や胃液の分泌を促進するビタミン類を
二日酔いや胃もたれを起こしてしまったら、傷んだ胃の粘膜を再生するたんぱく質やビタミン、ミネラルなどをバランスよくとるようにします。
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)には、胃の粘膜を修復する作用があります。
このほか、胃液の分泌を促進するビタミンBlや、カキやシジミに含まれ肝機能を高めるタウリン、消化不良には大根やかぶに含まれるアミラーゼなどの消化酵素が効果的です。
また、二日酔いを防ぐためには、日ごろから良質のたんぱく質を摂取し、肝機能を強化しておくことも大切です。
アセトアルデヒド対策にはたっぷりの水分補給を
胃腸で吸収されたアルコールは、肝臓で有害物質アセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸と水とに無毒化されます。
二日酔いは多量のアルコール摂取により、肝臓で分解しきれなかったアセトアルデヒドが血液中に流れ出すことによって起こります。
アセトアルデヒドの濃度をうすめるには水分補給が大切です。
また、アルコールには利尿作用があり、体内の水分を排出するため脱水症状を起こしやすくなります。
この意味からも水分補給は効果的です。特にお茶は、カフェインなどの成分が二日酔いの不快感を緩和する作用もあるので最適です。
食材選びのポイント
胃に優しい、低脂肪で消化のよい食材を消化のよい調理法で。
二日酔いにはお茶で充分な水分補給を
主食
おかゆ、雑炊など
水分が多く、消化のよいおかゆや雑炊のほか、温かいうどん、にゆうめんなどを。
主菜
低脂肪の肉や魚
たんぱく質が豊富な鶏ささみや白身魚、豆腐、卵。
タウリンが豊富なシジミやカキ、レバーなど。
副菜
繊維が少ない野菜
消化酵素が豊富な大根、や吉のいも、かぶのほか、キャベツ、トマト、セロリなどの野菜。
その他
お茶や果物
柿やパイナップル、りんごなどの果物、水分補給に緑茶や玉露などのお茶。
たんぱく質補給には牛乳