・細胞膜の酸化を抑えて有害な過酸化脂質を防ぎます。
別名はトコフェロールで、α・β・γ・∂の4つのタイプがあります。
その中でもα-トコフェノールが最も生理活性が強く、体内でも優先的に使われます。
強い抗酸化パワーをもつビタミンで、細胞の老化を防ぐことから、老化防止や生活習慣病の予防効果が期待されています。
食品成分の特徴
外界ストレスから身を守る成分
植物も、紫外線や寒さなどのストレスによって酸化現象が起こるため、抗酸化パワーのあるビタミンE・C、カロテンなどを自力で増やさないと生存できません。
この抗酸化パワーが人体でも役立ちます。
不飽和脂肪酸が多く、酸化しやすい細胞膜を守っています。
保存は冷暗所
アーモンドなどの種実類、植物油、魚介類、かぼちゃなどに多く含まれていますが、脂溶性で非常に酸化されやすいため、冷暗所に保存しましょう。
消化吸収
他の抗酸化成分とともに
β功ロテン、ビタミンCなどの抗酸化作用のある成分とともにとると、より弓凱1効果を発揮します。
酸化に注意
植物油に多く含茨的ますが 古いものは酸化しそ逆に過酸化脂質が増えているので要注意です。
体内のおける働き
働き
過酸化脂質を分解して、細胞を活性酸素から守ります。
老化予防や動脈硬化予防に有効です。
また、ホルモンの生成や分泌にかかわったり、血行をよくしたりする働きもあります。
抗酸化作用 動脈硬化防止 老化予防 血行改善
強力な抗酸化作用が働く活性酸素の害を受けやすくなります。
乳幼児の場合は赤血球が弱くなり、溶血性貧血になります。
大人の場合は、まれに、感覚障害などの神経障害を起こすことがあります。
とりすぎると
ビタミンEは脂溶性ですが、明らかな過剰症は認められていません。
過剰にとり続けていると軽度の肝障害を起こすという報告も。
多く含む食品
100g中 mg
アーモンド 31.2
綿実油 31.1
サフラワー油 27.6
アンきも 13.8
ピーナッツ 10.9
イクラ 9.1
素干し桜エビ 7.2
辛子明太 6.5
かぼちゃ 5.1