茶のしずく問題Q&A5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Q現在の“茶のしずく石鹸”には、加水分解シルク液が入っていますが、これは安全な成分なのでしょうか?


現在までのところ、このシルクの成分でアレルギーを発症したという報告はありません。

しかし、この加水分解シルクに限らず、どんな成分に対しても一部の人はアレルギーになってしまう可能性があります。

アレルギーの患者さんが一人発生してしまったからといって、すぐに“その製品に問題がある”“その製品が危険である”と結論づけることはできません。

逆に、現時点で一人も患者さんの報告がなされていないからと言っても、加水分解シルクが石鹸に使用された例は未だ少なく、これからも絶対に安全であるとも言えません。


Q加水分解コムギを含んでいる製品は、“茶のしずく石鹸”以外にもたくさんあります。

どうして“茶のしずく石鹸”だけが自主回収になったのでしょうか?


まず、製品の自主回収は、基本的にはメーカーの判断で行うことです。

全国で67人の患者が報告されていますが、この数は氷山の一角で、報告に上がらないような方が少なくとも10倍以上は存在すると推測しています。

おそらく、5月20日に自主回収の報道が流れて初めて、ご自身がこの石鹸のせいで小麦アレルギーになったことを知った小麦アレルギーの患者さんもたくさんいらしたと思います。

結果的に患者さんがたくさん出てしまったことは間違いありませんので、私たちも自主回収は適切と考えています。


Q運動誘発性のアレルギーとは何ですか?


運動誘発性のアレルギーとは、食物アレルギーの反応が、食事の後に運動することによってより強く症状が出てしまう、もしくは食事の後に運動した時にのみアレルギー症状が出てしまうことをいいます。

小麦の場合を例にとってもう少し詳しく説明させて頂きますと、小麦アレルギーは、小麦の中のタンパク質が原因(アレルゲン)になります。

一般的に、口から摂取した食物のタンパク質は、食べた後胃や腸の消化酵素で、ペプチドやアミノ酸といった細かい物質にまで十分に分解されてから吸収されます。

ですので、食物タンパク質は、そのままの形で直接体の中には吸収されません。 

しかし、小麦を食べたあとに運動をすると消化が不十分なままの小麦タンパク質が体に吸入されやすくなります。

そのため、そのような小麦成分に対するアレルギーを持つ人が小麦を食べた後に運動すると、アレルギー症状を起こしやすくなると考えられます。
ただし、小麦アレルギーの強い人は、コムギ製品を食べただけで運動をしなくてもアレルギー症状が起こります。

また、そういう方が小麦を食べたあと運動すると、運動しない時に比べてもっと強いアレルギー反応を起こすようになります。


Qわたしも、“茶のしずく石鹸”を使用したことにより、小麦アレルギーになってしまっていないか心配です。自分が今小麦アレルギーになっているかどうか、どうすれば調べることができますか?


本当に小麦アレルギーになっているかどうかをはっきりさせるために、食物アレルギーを専門に診療している医療機関に受診して、医師の診察をうけることをお勧めいたします。

血液検査、皮膚アレルギー検査などで小麦アレルギーになっているかどうか調べることができます。


runより:最近よく思うのですが・・・自然に逆らうって事はしっぺ返しがどこかに出るんだなと思います。