アクセサリーに関する調査結果 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・子どもが使用することのあるアクセサリーに関する調査結果
-カドミウム、鉛の溶出について-


 2010年1月13日に、米国で販売されている中国製の子ども用アクセサリーからカドミウムが検出されたとの報道がなされた。

その後、CPSC(米国消費者製品安全委員会)は、別の銘柄でもカドミウムが検出され、製品の回収が行われたことを報告している。

 これを受け、消費者庁から国内に流通している輸入品の子どもが身につける可能性のある金属部分を含むアクセサリーについて、カドミウムの溶出量に関する調査の依頼があったため、市場に出回っている214銘柄についてテストを実施した。

さらに、2006年の厚生労働省の「金属製アクセサリー類等に含有する鉛量に関する試買調査」(注)で、鉛が溶出しているものが見られたことを踏まえ、鉛についても併せて調べることとした。

(注)平成18年4月28日厚生労働省医薬食品局 審査管理課化学物質安全対策室


主なテスト結果等
カドミウムの溶出
214銘柄全てで、国際標準化機構の玩具規格を超えるものはなかった。

鉛の溶出
食品衛生法の金属製アクセサリー玩具の方法で調べたところ、法令違反ではないが、214銘柄中9銘柄で一定量(90μg/g)を超える溶出が認められた。

誤飲等に関する注意表示
誤飲等に関する注意表示は全体の35%で認められた。



業界の対応 ※2010年4月16日 追加
「No.144の取扱い事業者」より
 当社製品に鉛の溶出量が基準値以上という御指摘を厳粛に受け止め当該製品を今後販売自粛させていただきます。
また今回の御指摘を今後の商品企画に反映させていき安全なアクセサリーを目指して参ります。