3.換気設備設計時の留意点について6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2)特別教室(理科室、家庭科室、図工室など)の場合理科室、図工室、工作室、家庭科室などは接着剤、化学実験材料、ガスコンロ等が設置されており、汚染物質の発生源となる可能性が高いといえます。
これらの教室は、室内で発生した汚染物質が他の教室や廊下等に漏出しないように第3種機械換気或いは、第1種機械換気が望ましいと考えられます。
音楽室、コンピュータルーム等は、他の部屋に比べて気密性能が高く、給気量の確保が難しいので第1種機械換気システムとする事が望ましいと考えられます。

換気風量及び1台当たりの風量は、空調設備のない教室の場合と同様です。
排気ファンは、窓より高い位置に設ける事が重要です。

給気は、ドア下部のガラリまたは廊下側の掃き出し窓とし、相当隙間面積は空調設備のない教室の場合と同様です。
換気設備は、常時運転できるものとしなければなりませんが、夜間等の人の不在時に限って換気設備の運転を停止させる運用も考えられます。

ただし、換気設備の停止時には、相対的にホルムアルデヒド等が高濃度化する場合がありますので、教室の使用時には所要のレベルまで速やかに換気できるための措置(使用前の換気や高容量の換気等)が必要となります。
暖房設備は、空調設備のない教室の場合と同様です。


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