・東京衛研より
http://www.tokyo-eiken.go.jp/kenkyuka/kankyo/index-j.html
大気中ナノ粒子の季節変動及び日内変動
粒径7nm~10μmの大気浮遊粒子濃度を1年間測定し,季節変動及び日内変動について解析を行った.
粒径別に個数濃度を比較すると,年間を通して100nm以下のナノ粒子の占める割合が最も高かった.
季節変動では,冬期にナノ粒子の個数濃度が増加する傾向が見られた.
日内変動については,夏期には午後1時頃に最も高く,夜間に低くなる傾向を示し,冬期には午前9時頃と午後9時頃に個数濃度が高くなる2峰性の変動が観察された.
夏期の日中に増加するナノ粒子はオキシダント濃度と正の相関があることから,光化学スモッグの発生と関連があると考えられた.
これに対して,冬期に増加するナノ粒子は,自動車排ガスに含まれるエンジンオイルに由来するとの報告があることから,冬期の日内変動は,朝夕の凪の時間に排ガスの拡散が弱まり,2峰性の変動を示すものと考えられた.
runより:やはりナノ物質は何らかの影響を与えるようです。
身体のどこに潜むか分からない程小さい物質だけに怖いです。