クエン酸 | 化学物質過敏症 runのブログ

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wikipediaより
クエン酸(クエンさん、citric acid)は柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつである。

漢字では「枸櫞酸」と記されるが、枸櫞とは中国産のレモン(シトロン)の一種を指す。

レモンをはじめ柑橘類に多く含まれていることからこの名がついた。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因るものが多い。

また、梅干しにも多量に含まれている。
性質 [編集]

化学式C6H8O7、分子量は192.13。CAS登録番号は[77-92-9](無水物)、[5949-29-1](一水和物)。

カルボキシル基を3個有する弱酸で、爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用される。

水溶液は弱酸性(pKa = 2.87)を呈する。

常温で無色あるいは白色の固体であり、無水物と一水和物の結晶がある。

両者とも揮発性は無く無臭である。

一水和物は加熱すると100 °Cで融解し、130 °Cに保つと融点153 °Cの無水物となる。175 °C以上では分子内脱水によりアコニット酸となる。

金属イオンとキレート錯体を作ることが知られている。

生体内物質 [編集]生体内ではクエン酸回路の構成成分であり、オキサロ酢酸とアセチルCoAとの反応によって生成する。

また、アコニターゼによってcis-アコニット酸を経て異性化されイソクエン酸となる。

またクエン酸は解糖系のホスホフルクトキナーゼ活性をフィードバック阻害し、解糖系からクエン酸回路への流入を調節する因子の1つでもある。
利用 [編集]
レモンやグレープフルーツといった柑橘類はクエン酸を含む。

各種サプリメントの成分として多用される。サプリメントの説明によると、クエン酸を摂取すると運動時に嫌気呼吸が起こらないために乳酸が生成されず疲れにくいとされている[要出典]。

しかし、5km走での実験から、運動成績を有意に向上させることが報告されたが、その後否定されている[4][5]。

このほか、高強度運動や600m走でも影響がないことが示されている[6][7]。

また、エタノールの分解を助けるとされる[要出典]。

一般に、クエン酸や乳酸など体液成分のアニオン性電解質が増大すると利尿作用があらわれることが知られている。

また日本薬局方収載品であり、薬局などでも市販されている。

クエン酸の塩はカルシウムイオンとキレート結合するので、かつては検査用血液サンプルの抗血液凝固剤などとしても利用された。

現在でも成分献血時にクエン酸ナトリウムとともに抗血液凝固剤として使用される。

クエン酸ナトリウム・クエン酸カリウム合剤(商品名ウラリット®配合錠)は尿をアルカリ化させ尿酸の排泄を促進することから痛風に代表される高尿酸血症の治療薬として処方され、尿路結石や代謝性アシドーシスの治療にも使用される。

また食品添加物でもあり、清涼飲料水を始め各種の加工食品に添加される。電気ポットや加湿器の洗浄にも用いられる。

クエン酸の水溶液に溶解することを「く溶性」という言葉で表し、肥料の表示などで使われる。