出雲市で農薬散布で健康被害:約1000人 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出雲市で農薬散布で健康被害:約1000人
:県は6日、慢性毒性が指摘されている有機リン系農薬の無人ヘリコプターによる散布の自粛を農協や市町村、防除業者などでつくる「県産業用無人ヘリコプター適正利用推進協議会」に要請した。

農林水産省によると、都道府県による自粛要請は全国初という。
 県蚕糸園芸課によると、一般に同農薬を地上散布する場合は約1000倍に希釈する。

これに対し、無人ヘリによる空中散布の場合は広範囲の飛散(ドリフト)を防ぐため、より高濃度の約9倍前後に希釈して水滴の重量を高める必要があるという。

県内では05年度に2400ヘクタールで無人ヘリ散布が実施され、このうち47%で有機リン系農薬の使用が確認されている。
 自粛要請を受けた同協議会の中沢丈一会長は「参加団体の判断に任せる」とし、「無人ヘリ散布は高齢化など経営環境の変化に直面する農家には有益な方法。

無人ヘリ散布が駄目なら、地上散布などにも自粛を求めるべきだ」と不満を示した。
 一方、県は記者会見を開き、同課生産環境室の中沢哲夫室長が「無人ヘリ散布は他の方法より飛散の危険性が高く、自粛を求めた。

あくまで『お願い』であり、強制力はない。

地上散布などについては今後検討する」と説明した。
 有機リン系薬物には神経伝達物質の伝達を阻害するなど特有の毒性があり、同系農薬は専門家から、シックハウス症候群など化学物質過敏症を引き起こすと指摘されている。

今年3月の参院予算委員会では、厚生労働省が同農薬の慢性毒性について調査の必要性があると答弁。

農水省は農薬の製造・輸入業者に00年4月から、同農薬の新規登録に際して、評価試験の数値の提出を義務づけている
6月7日(毎日新聞)


runより:農薬の空中散布はテロ攻撃と同じですね。

農業に魅力があれば若い人も参加してこんな事態にならないと思うのですが・・・厳しい話ですね。