・ フェティシズムの誤用 [編集]胸の大きな女性が好きだから自分はおっぱいフェチだなどと自称する人は多いが、これらは上記の基準に照らし合わせればフェティシズムには分類されない。
彼らの性欲の対象は胸の大きな女性との交際・性行為である。
胸が大きい女性との性行為しかままならない、というほどの性的対象の歪曲が持続して初めて性的フェティシズムと言える。
俗語としてのフェチは、交際・性行為がメインであり、それを彩るための副菜・添え物としての趣味を指すため、専門用語としてのフェティシズムとはかなり乖離した意味であることに注意が必要である。
かつては隠微なものであった特殊な嗜好も、近年ではフェチという言葉が一般化し、脇フェチ、尻フェチ、二の腕フェチなど一層細分化され、パーツへのこだわりという現象が顕著になってきている。
また、近年ではめがねフェチ、鎖骨フェチ、声フェチ、腹筋フェチなどといった言葉で語られる女性の男性に対するパーツ化された嗜好が一般に語られるようになってきている。
ただこれらは俗称であり誤用である。
また、現在ではこちらの俗称の方が広まったため故、本来の意味でのフェティシストの人がこちらのタイプの人と誤認されることも多く、異性ではなくて同性に関連する物に対して性的興奮を覚える人、男性でありながらフェチ画像をWebサイトなどで公開している人などが同性愛者であると誤解されること、或いは曲解される事も少なくない。
一部には本物の同性愛者も存在する物の、あくまで同性ではなく、それに関連する物が対象であるため、これらのフェティシストの人が全て同性愛者である訳ではない。
鑑賞・実践について [編集]フェティシストには大きく分けて鑑賞派と実践派の2種類が存在しており、それぞれが独立した別の性嗜好として存在している。
またこの両者はその性質上、同一の名前であっても全く異なる性嗜好であるために、しばし反目することも多く混同が問題となることもある。
以下にそれぞれの特徴を表す。