双極性障害(躁うつ病)3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ 服薬継続の必要性 [編集]双極性障害の再発予防のためには、継続的に服薬することが重要である。

医師の処方を守って服薬することを、服薬遵守あるいは英語でコンプライアンス(compliance)や、アドヒアランスと言う。
しかし、服薬の必要性が充分理解できていないこと、副作用を不快に感じること、一度に複数の種類の薬が処方されることで混乱することなどにより、服薬が不規則になったり中断することがある。

このような状態が続いた場合、再発する可能性が高まる。
コンプライアンスを高めるために、医師や薬剤師から病状やそれに対して現在行われている治療がどのようなものであるのか十分な説明を受け理解すること、家族など周囲の人も服薬に協力することが重要である。

他に、例えばビニールの小袋に一回分の薬をあらかじめ小分けにしておくなどの工夫を用いるのも手である。

除放薬を用いて服薬回数を減らすことも有効。

しかし、薬を飲まずに捨てたりすることから周囲の者が薬を飲み終わるまで管理し続けるといった場合、そうした管理、監視が原因で患者と周囲の者に軋轢が生じる(特に躁状態)場合もあり大変難しい問題である。
疾患教育 [編集]再発予防のために、服薬の継続性を高め、ストレスを管理する際、以下のような内容を教育する。

躁状態やうつ状態が病的なものであると認識することである。

本人は、躁状態を心地良く感じ、病気であると思わないことや、躁状態に戻りたいとさえ考える人もいる。

家族や友人などの周囲の人も、躁状態での言動を「本人の性格」などと解釈して嫌悪したり、うつ状態のことを「怠け」などと解釈することがある。

しかし、このような姿勢を取っている間は、安定した治療継続は困難であり、家族からの協力も得にくい。

そのため、まず病気であるという認識(いわゆる病識)を本人や家族が得る必要がある。
再発を繰り返す可能性のある慢性疾患であり、長期的治療を必要とすること。例えば糖尿病・高血圧などの慢性疾患のように、完全に治癒(服薬が必要ない状態)することはなく、服薬継続が必要と説明する。
再発の兆候を早期に発見する方法を考え、その際は医師と相談するよう教育する。
再発につながりやすいストレスの多い状況の乗り越え方を考える。
その他の治療法 [編集]電気けいれん療法
難治性のうつ状態や、激しい躁状態に対して行うこともある。

受胎を望む女性にも薬剤を減らす手法として有効。副作用としては記憶力の低下がある。
断眠療法
うつ病と躁うつ病のうつ病相への効果が実証されている[6]。特に薬物治療への効果が乏しく、うつ状態が長く続いているような場合に施行される。
行動療法、カウンセリング
躁状態での社会的逸脱行為、鬱状態での自殺願望などをコントロールする手段として用いられるが、専門の精神科医との連携がなければ効果が出にくい。双極性障害は基本的に気分障害の範疇であり、極度の躁や鬱でない限り判断力が失われる病気ではなく、双極性障害への知識のないカウンセラーの発言は、えてして、患者本人が自覚している程度のことしか指摘していないこともある。