双極性障害(躁うつ病) | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ikipediaより
双極性障害(英: bipolar disorder) は、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患であり、気分障害の一つである。統合失調症と並び、二大精神疾患と言われている。

古い呼び名では躁鬱病あるいは他の名称として双極性感情障害とも言う。WHO国際疾病分類第10版(ICD-10)ではF31。

全精神疾患・神経疾患の中でも、統計上、圧倒的に高い自殺率で知られる(後述)。

双極性障害の生涯有病率は、かなり低めである。双極性感情障害としての統計で0.3%前後[1]であり、うつ病の8~30%[1]と比べると、それほど広範に見られる病気ではない。

なお、遺伝性が高いことが指摘されており[1]、患者が特定の家系に集中することもある[2]。

よって、局部的に見られる病気であると言って差し支えなく、潜在的リスクもある程度原因として考えられる。双極性障害は、一旦回復しても再発することが多く、生涯にわたる薬物投与による予防が必要となることが一般的である。
症状と診断 [編集]双極性障害は、躁状態を伴う双極I型障害と、軽躁状態を伴う双極II型障害に区分される。

後述の躁状態が1回認められれば、双極I型障害と診断がなされる。1回の躁状態で終わる症例は軽症の部類であり、一般には、鬱状態と躁状態のいずれかが、症状のない回復期を伴いつつ、繰り返していくことが多い。

躁状態から次の躁状態までの間隔は数週間単位という場合から、数十年という場合もある。

また、鬱状態と躁状態が混ざって存在する混合病相が生じる場合もある。

これに対して、鬱状態と軽躁状態のみが認められる場合を、双極II型障害と呼ぶ。

ただし、この双極II型障害については、軽躁状態そのものが、患者や家族には認識されていないことも多く、自覚的には反復性のうつ病であると考えている患者も多い。

症例によっては季節に左右されることもある。鬱状態から急に躁状態になること(躁転)は稀でなく、一晩のうちに躁転することもある。また1年のうちに4回以上鬱状態と躁状態を繰り返すものを急速交代型(Rapid Cycler)と呼ぶ。

躁状態 [編集]躁状態とは、気分の異常な高揚が続く状態である。

躁状態の初期には、患者は明るく開放的であることもあるが、症状が悪化するとイライラして怒りっぽくなる場合も多い。

本人の自覚的には、エネルギーに満ち快いものである場合が多いが、社会的には、種々のトラブルを引き起こすことが多い。

DSM-IV-TRによる躁状態の診断基準は、以下の症状が3ないし4つ以上みられる状態が1週間以上続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである。

1.自尊心の肥大:自分は何でもできるなどと気が大きくなる。
2.睡眠欲求の減少:眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。
3.多弁:一日中喋りまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる
4.観念奔逸:次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる[3]。
5.注意散漫:気が散って一つのことに集中できない。落ち着きがなくなり、心拍数が増加する。
6.活動の増加:仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。
7.快楽的活動に熱中:クレジットカードやお金を使いまくって買物をする、性的逸脱行動に出る。
鬱状態 [編集]うつ病の項を参照。双極性障害の鬱状態は単極性の鬱病と症状は似ているが、破壊的衝動のエネルギーを自然と内在するという点で、単極性の鬱病に比べ危険な傾向が強い。

また、うつ病は完全な鬱状態だけでなく、中途半端に薬によりエネルギーが回復した時にも自殺が多いとされるが、双極性障害の鬱状態は躁状態へと切り替わる過程で、抗うつ薬なしでもおのずとこの状態へと変移するものと言えなくもない。

なお、通常の鬱病と違い、抗不安薬の効果はほぼ期待できない上に、悪化(躁転)する恐れがあるため、その点でも違いがある。

基本的に双極性障害の鬱状態は、難治性だと言える。