革新的判例;旧宮城二女高仮設校舎でシックハウス 教諭の公務災害認める | 化学物質過敏症 runのブログ

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・河北新聞より
旧宮城二女高仮設校舎でシックハウス 教諭の公務災害認める
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110303t13016.htm

旧宮城二女高仮設校舎でシックハウス 教諭の公務災害認める
 宮城二女高(現仙台二華高)で勤務時に校舎が原因でシックハウス症候群に罹患(りかん)したとして、50代の女性教諭が求めた公務災害請求で、地方公務員災害補償基金宮城県支部審査会は2日までに、公務災害を認めなかった地方公務員災害補償基金の処分を取り消す裁決をした。

近く公務災害に認定される。裁決は2月24日付。
 女性教諭の代理人弁護士によると、シックハウス症候群が公務災害に認定されるのは全国的にも極めて珍しいという。
 裁決書は、3人の医師が女性教諭の症状をシックハウス症候群に当たるとしていることや、校舎内で検出された化学物質の量から「2008年4~5月に校舎内で仕事をした直後に発症しており、公務に原因がある」と判断した。
 裁決書などによると、女性教諭は08年4月、宮城二女高に赴任。

仮設プレハブ校舎(仙台市太白区)の保健室で清掃をした直後から口の中に異変を感じ、めまいや全身がだるくなるなどの症状が出た。
 最初に請求を審査した基金は10年3月、「症状はシックハウス症候群と一致しない」として公務外災害と判断。

女性教諭は認定を不服として、審査会に審査請求していた。
 女性教諭は2日に記者会見し「症状が出ると体も心もつらい思いをする。同じような被害が出ないようにしてほしい」と語った。
 宮城二女高の仮設校舎では、生徒ら多数が相次いでシックハウス症候群の症状を訴え、精密検査の結果、音楽室で指針値の約5倍の化学物質が検出された。


地方公務員災害補償基金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/01/24 07:56 UTC 版)

地方公務員災害補償基金(ちほうこうむいんさいがいほしょうききん)は、常時勤務に服することを要する地方公務員及び一般地方独立行政法人の役員及び職員について、地方公務員災害補償法(昭和42年8月1日法律第121号)(第七章(非常勤職員等)を除く)に定める補償を実施し、並びに公務上の災害又は通勤による災害を受けた職員の社会復帰の促進、被災職員及びその遺族の援護、公務上の災害の防止に関する活動に対する援助その他の職員及びその遺族の福祉に必要な事業を行うために設置された法人である(地方公務員災害補償法第3条)。


runより:これは重要な判例となると思います。

先生だけ救済なんて許されないでしょう。生徒の救済にも大きく影響します。

また、判例として全国で使えるでしょう。

工事の為の仮設校舎で起こった事も大きなポイントです。