低周波音問題の現状とその実際例4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・現在問題になっているヒートポンプですが、エコキュートと言われているものですが、中にプロペラファン、圧縮機がありますので、そういうところから音が発生するということは実は分かっております。

ですが、その現場へ行って測ってみると、そんなに大きい音ではない。

けれども、気になる人は気になるというようなことは、公害等調整委員会に上がってきている事例があるわけですから、確かにそうなのでしょう。

ただし、その状況は、いろいろ調べていくと、低周波音が本体から出ることが直接的な問題になっているのかどうかということよりも、据えつけの方法が非常に影響しているのではないかということが、だんだん分かってきたわけです。
それから、最近問題になっている風車ですが、風車は、いろんなところから音とか振動が出るわけです。

海外では風車のところから受音点までの距離がある程度離れているということもあって、羽根から発生する音が一応影響しているのではないかと言われております。

日本では両方ありますが、実際は距離がちょっと短いということです。

今いろいろ言われている状況を考えると、実は羽根が回転することによるものだけではなくて、ナセルというところですけれども、メインシャフトというのがありまして、そこから出てくる機械的な音が影響しているのではないかと考えられています。

調べていくと、実は経年変化がありまして、最初は、ケーシングがスチールだったそうですが、重いので、軽い材料に変えたということです。

それによって遮音性が低くなったので、そういう音が聞こえるようになった。最近またスチールに変えていこうと考えている企業も出始めていますので、だんだん良くなっていくのではないかなと思っております。
ちょっと私は疑問に思っているのですが、苦情があるところを見てみると、福島県と宮城県の県境から北のほうに行くと、風車について苦情を余り聞きません。

福島県より南のほうに来ると結構苦情が多くなります。理由がよく分かりません。

風力発電施設は青森県とか北海道から始まり、だんだん南と西のほうでも建設されるようになりました。

そうしているうちに、設置する場所がだんだん狭くなり始めてきているのではないかなという感じがしております。
それから、大きな産業機械ですと、昔はベルトコンベアから出ていまして、ベルトコンベアから低周波音は発生しないのではないかと言われていますが、実はベルトの上に土砂とか岩石が載ると、ベルトのゴムが波を打ってきます。

波を打って、それによるベルトのところの車輪と車輪間の周波数成分が伝搬をしてくるということで、私も何回か対策をしたことがあります。

が、最近は、ほとんど聞いておりません。変圧器、空気圧縮機、発動発電機、そのようなものからも発生すると言われております。