パニック障害 wikipediaより4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・治療 [編集]
治療的には、薬物療法と精神療法があり、様々な治療が有効性を認められている。

精神療法において最も基礎的で重要なものが、「疾患に対する医師の説明」「心理教育」である。

パニック障害は、発作の不可解さと、発作に対する不安感によって悪化していく疾患であり、医師が明確に症状について説明し、心理教育を行うことが全ての治療の基礎となる。

精神療法の中で、有効性について最もよく研究されているのが、認知行動療法である。

認知行動療法では、「恐れている状況への暴露」「身体感覚についての解釈の再構築」「呼吸法」などの訓練・練習が行われ、基本的には不安に振り回されず、不安から逃れず、不安に立ち向かう練習を行う。

系統的な認知行動療法を行う施設は日本には多くはないが、臨床医は、認知行動療法的な患者指導を行っている場合が多い。

その他、EMDR、森田療法、内観療法による介入も有効とされている。

薬物療法 [編集]
薬物療法では、発作の抑制を目的に抗うつ薬(SSRIや三環系抗うつ薬・スルピリド)が用いられ、不安感の軽減を目的にベンゾジアゼピン系抗不安薬が用いられる。

これらの薬物には明確な有効性があり、特に適切な患者教育と指導を併用した場合の有効性は極めて高い。

また最近は、新型抗うつ薬であるSSRIの有効性が語られることが多い。

しかし、SSRIの代表とされるパロキセチン(パキシル)では、飲み忘れ等で服用を中止した数日後に起きる激しいめまい・頭痛などの離脱(禁断)症状が問題となり、パニック障害に対する安全性・有用性に疑問も呈されている。

一方、米国ではベンゾジアゼピン系の抗不安薬の依存性が問題とされることが多いが、日本では、成人の定型的パニック障害では問題とならないのではないかという意見も多い。

認知行動療法 [編集]
暴露反応妨害法(暴露療法)
不安が誘発される状況に想像的、または体験的に身を置き、回避しないことで徐々に慣れる。

不安や恐怖のために避けている場所や状況に少しずつ慣らし、克服した経験を積んで自信をつけていく方法。

「自分が避けている場所はパニック発作とは関係がない」ことを身をもって確かめていく。

最初の目標がクリアできたら、少しずつ段階的に目標のレベルを上げていく。

類似する病気 [編集]
バセドウ病
狭心症
褐色細胞腫
側頭葉てんかん