携帯電話SAR値表示義務化の動き2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・サンフランシスコで電磁波のリスクを
携帯電話販売店で表示する条例制定
2010 年6 月15 日、サンフランシスコ市は、環境条例を改正し、携帯電話の販
売店に電磁波のレベルを明らかにすることを義務づけることを決定しました。
このような条例を定めたのはアメリカで初めてだということです。
市の文書(File No.100104 Committee/board of Supervisors)では「評定」として次のように書かれています。
「セクション1:評定」
(a) 欧州連合(EU)とイスラエルの政府当局と科学的団体は、携帯電話から照射される電磁波への長期被曝の潜在的な有害性を認め、結果として、携帯電話の使用、とくに子どもたちによる使用について警告を出した。
(b) 合衆国連邦委員会(FCC)は、最大許容エネルギー吸収比(SAR)を設けた。
売り物のポータブル式無線装置(携帯電話)を提供する場合、メーカーは政
府に対してSAR を明らかにしなくてはいけない。(中略)
(c) 携帯電話のモデルと異なった作りのため、SAR 値は大きく異なる。しかし、
消費者は購入を決める情報を知らされることがない。

消費者が様々な作りと
モデルの間で決める間際に、小売業者が消費者へ適切なSAR 値を提供することが求められていないからだ。
(d) 携帯電話は、とくに緊急事態には重要なコミュニケーションツールであり、
携帯電話からの電磁波被曝はスピーカーホンやヘッドセットを使うことで、
または文章のメッセージを送ることで、減らすことができる。
この条例は、大手資本によって統一的に運営される「チェーンストア」の場
合、2011 年2月1 日から、その他の販売店は2012 年2月1 日から適用されます。
どちらの販売店も、SAR 値の表を貼り、ディスプレイした商品の上にSAR 値な
どをつけることが求められ、従わない場合、チェーンストアは2011 年5 月1 日
から、その他の販売店は2012 年8 月1 日から、罰則が適用されます。

最初の違反には100 ドル以下、年内に2度目の違反をした場合は250 ドル以下、3度目には300 ドル以下の罰金が課せられます。

電磁波に関する表示は、下記の三つの要素を含まなくてはいけません。
1) 携帯電話のSAR 値と、FCC によって定められた携帯電話の最大許容SAR 値
2) SAR 値が何かを説明する声明
3) SAR 値と携帯電話の使用に関する付加的な教育的素材が携帯電話小売店から入手できるという声明なお、サンフランシスコ市環境局は、小売業者に対して、教育と援助活動、補助プログラムを行う方針です。
参考文献:File No.100104 Committee/board of Supervisors