オーストリアの報告書 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・「出典」
VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/
http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html
http://homepage3.nifty.com/vocemf/Resources/Gerd2008.pdf


・ハウスマンスタッテン町とファソールヅベルク町のがん発症率の環境的疫学研究(オーストリア)
スティーリア州政府、グラーツ(オーストリア)の州公衆衛生局、8B部による委託ザルツブルク(オーストリア)、ゲルド・オベルフェルド博士が実施
2008 年1 月20 日
エグセクティブ・サマリー
ハウスマンスタッテンやファソールヅベルクの東部で知られるようになった
がんの事例が、それぞれ、1984 年から1997 年に自動車電話サービスとして、運用された携帯電話基地局に関わるかもしれないだけでなく、時期や場所に関わる集団発生を表しているのかどうかを確認することが、研究の目的だった。
研究したアナログ携帯電話基地局は、国立C ネットワークの一部で、オースト
リア郵便通信局によって設置され、ノルディック・モバイル・テレフォン450(N
MT450)基準に従って運用された。

このネットワークのセル(訳注:基地局一基がカバーする範囲)の半径は通常30km 以下だ。
研究した地域は、昔の送信機周辺の半径1200m の円として限定された。

スティーリア(GIS シュタイアーマルク)州(訳注:オーストリア南東部の州、ス
ティーリアは英語、シュタイアーマルクはドイツ語読み)政府と、ハウスマン
スタッテン町とファソールヅベルク町の協力を得て、研究に参加する可能性が
ある2543 人を探し出し、直接会って研究に加わるよう促した。

潜伏期間の仮定として、限定した被曝状態を加えることによって、「影響を受けた期間の後」と最低でも5 年の被曝期間、3 つの異なった症例対照サンプルを集めた。

サンプルA(症例67/対照1242 人)、サンプルB(症例67/対照646 人)は生存者と死亡した症例を含み、サンプルC(症例28/対照56 人)は生存者のみを含む。
選択した被曝期間の限度に基づいて、送信機から0~200m の範囲を201~
1200m の地域と比べた距離評価は、3 つのサンプル全てで、がんの有意な増加を示した。

それは、場所に関わる著しい発症率になった。その発症率は、乳房と脳の腫瘍でとくに顕著だった。