対象物質の主な性状、有害性情報及び用途の例 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・対象物質の主な性状、有害性情報及び用途の例

物質名 (CAS No) 構造式主な性状主な有害性情報用途の例【製造量】

ホルムアルデヒド(50-00-0) H-C=O | H 気体沸点-19.2℃

○ 発がん性(IARC:1)

○ 皮膚を刺激し硬化させ、ひび割れ、潰瘍を生ずる。

○ 蒸気は目を刺激し、涙が出る。吸入すると、粘膜が刺激されてせきが出る。

○ 慢性症状として肝臓・腎臓の障害が起こる。○ 感作性(アレルギー性)があり、化学物質過敏症(シックハウス症候群)の原因となる。

フェノール系・尿素系・メラミン系合成樹脂原料、ポリアセタール樹脂原料、界面活性剤、農薬、塗料、接着剤、メッキ液、消毒剤、防腐剤、燻蒸剤、その他有機合成原料、脱臭剤【約110万トン】

1,3-ブタジエン(106-99-0) H2C=CH-CH=CH2 気体比重0.6 沸点-4.4℃

○ 発がん性(IARC:2A)

○ 濃厚なガスは麻酔作用を示す。(希薄なときは顕著には現れない。)

○ 皮膚・目・鼻の粘膜などを刺激して、炎症を起こすことがある。合成ゴムの原料(SBR、NBR等)、ABS樹脂、ナイロン66の原料【約100万トン】

硫酸ジエチル(64-67-5) (C2H5)2SO4無色液体比重1.2 沸点209℃

○ 発がん性(IARC:2A)

○ 眼、皮膚、気道を刺激する。

○ エ-ロゾルを吸入すると肺水腫を起こすことがある。

○ 飲み込むと、腹痛、灼熱感、吐き気、咽頭痛を引き起こすことがある。

エチル化剤(染料原料、医薬品原料、農薬原料等)、ファインケミカル工業での使用【約千~1万トン】

IARC(国際がん研究機関)による発がん性分類  

1: ヒトに対して発がん性がある 

2A:ヒトに対しておそらく発がん性がある