冬だから安心では無いシックスクール | 化学物質過敏症 runのブログ

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2008年

シックスクールとなった紋別市の小向小学校。

昨年1月、新築校舎で3学期の授業が始まったところ、全校児童17人中の10人と教職員3人の計13人が体調不良を訴えた。

授業は学校近くの集会施設で行い、学校の室内空気を調べた。

道立衛生研究所の調査で、水性塗料に含まれた化学物質2種類の濃度が高く、これが原因との見方が強まった。

新校舎は換気を繰り返し、今春からようやく使えるようになった。

道立衛生研究所健康科学部の小林智科長は「問題の化学物質2種類は国の規制外。

『規制外の塗料や接着剤は安全』と考えて使用したのに、それが逆に災いとなった」と話す。

 日本で使われる化学物質の種類は5万といわれ、室内の空気から測定される揮発性のある化学物質は100を超える。

その一つ一つが健康にどんな影響を及ぼすか十分解明されておらず、国の規制外でも安全とは言えないことが、紋別市での事故が物語っている。