メニエール病3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・鑑別 [編集]
メニエール病と鑑別すべきめまいを症状とする疾患には

外リンパ瘻・良性発作性頭位めまい症・前庭神経炎・突発性難聴・内耳梅毒・内耳炎・真珠腫性中耳炎・脳腫瘍・自律神経失調症・聴神経腫瘍・椎骨脳底動脈循環不全症・頸性めまい・心因性めまい・貧血・低血圧症・高血圧症・低血糖症・甲状腺機能異常、過換気症候群、薬剤によるめまいなどがある。

これらのうち外リンパ瘻や突発性難聴、聴神経腫瘍、内耳炎、真珠腫性中耳炎、内耳梅毒、心因性めまい・自律神経失調症、などは回転性のめまいと聞こえの症状の両方を伴うことがあり、メニエール病に似ているため特に注意して鑑別することが必要になる。

診療科・検査 [編集]
メニエール病の診療科は耳鼻科である。

検査は純音聴力検査が必須である。

また、グリセロールテストあるいは蝸電図で内リンパ水腫の存在を推定し、眼振検査や平衡機能検査やカロリックテストなどで内耳障害の所見を確認し、ABLBテスト、SISIテスト、自記オージオメトリーで聴覚補充現象を確認する。 頭部のMRIやCTもおこなわれるなど、除外診断の為の諸検査もおこなわれる[3]。

メニエール病の確定診断にはこれらの多くの検査が必要である。

治療 [編集]
病気が完成してしまうと難治であり、早期の治療が重要である。

基本的には内服薬による加療が行われる。
治療につかわれる薬は多いが、第一選択はイソソルビド(商品名イソバイド)などの内服液である。

]内耳の血液循環改善薬が使われることも多い。

ステロイド剤や精神安定剤、ビタミンB12製剤も使われることがある。

めまい発作時には内服薬の投与は困難であり、炭酸水素ナトリウム注射液やグリセロール、トラベルミン、制吐剤などが点滴静注される[12]。

また、入院治療にてステロイドの点滴静注が行われることもある。

難治・重症例には内リンパ嚢開放術や前庭神経切断術などの手術が行われる事がある[1][13]。
経鼓膜的に内耳へゲンタシンなどの薬物を注入する局所治療もある。[1]
欧米においては減塩治療は一般的である[14]。
有酸素運動も有効との報告がある[15]。
また現在、日本においては健康保険適用ではないが、中耳加圧療法が一部の難治例に有効であるデータが出ている[16]。

鼓膜ドレーンチューブ留置術[17]や免疫抑制剤なども一部には有効との報告がある。