カナダ環境過敏症に関する医学的全体像7 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・病気の分類
病気の分類は、医学的状態における調査と認定で、重要な役割を果たす。
病気と関連する健康問題の国際的統計分類(ICD)は、病気の発現と全ての原因を分類するための、長年に渡る進行中の国際的な成果だ。

世界保健機関によって蓄積され、定期的に更新され、そして、カナダ国内の健康管理を規定する根拠として使われる。
ICD-9 は、非医学的物質の遅延毒性影響と、薬品や生物学的物質による中毒、薬や生物学的影響に起因する中毒の遅延影響や、中毒や損傷、明確に定義されていない状態など、関連するいくつかのカテゴリーを含む。

最新版のICD-10 で、「環境過敏症」はリストアップされていないが、慢性疲労症候群や繊維筋痛症の関連する状態は今では含まれている。

過敏症に起因する関節炎など、その他の多くの潜在的に関連する状態もリストアップされている。

ICD-10 の更新で、病気の原因として木の防腐剤が認められている。

ICD-10 は進行中のプロジェクトだ。

病気の環境的な原因と、環境過敏症に関わる状態の最近の認定は、病気の分類のより総合的なシステムに向けて良いステップだ。
(中略)
Ⅳ環境過敏症の開始因子と誘引と症状、そして職場でのそれらの影響


A環境過敏症の状態を開始する因子と誘発する反応過敏症の人々は、様々な環境的因子への個人的な影響されやすさがある。

表6で示したように、敏感な人たちに反応を誘発するもっと一般的な因子は、殺虫剤、溶剤や香水、ホルムアルデヒド、その他の石油化学物質などの揮発性有機化合物(VOCs)、車の排気ガス、カビ、花粉、食物、動物の鱗屑(訳注:ふけなど)、電磁的現象を含む。

これらは、職場の構造、仕上げ剤、設備、外の環境や掃除用品、同僚や依頼主から発生する。電磁波、電流や電磁場、照明、湿気、熱、寒さ、騒音を含む、その他の環境問題も環境過敏症を悪化させるだろう。
一度人々が低レベルの環境因子に敏感になると、もしその状態を認め、取り
組まなければ、彼らはさまざまな曝露によって反応の誘引を経験する。

この二つの段階のプロセスを通じ、環境過敏性は、「シック・ビルディング」に見られるような低レベルの化学物質に関わる慢性的な曝露でゆっくりと、または化学的な流出や環境災害に対する大きな曝露の後で突然に、発症するだろう。


runより:表6は次記事に記載します。編集に少し時間を頂きます。30分位です。