カナダ環境過敏症に関する医学的全体像6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Ⅲ認定と医学教育
政策決定者による環境過敏症の認定、確立された診断に関する合意に従うこ
とが、医学教育においても絶対に必要だ。
このセクションは、国際的団体による、政府や機関のレベルによる、そして
カナダの健康管理団体による、環境過敏性の認定を説明する。
A 認定
a)環境過敏症の国際的な認定
国際的な認定
非常に多くの国々が、さまざまな方法で環境過敏症を認めている。
表2: 環境過敏症の国際的な認定

国/地域 認定のタイプ

国際 ・ ASHRAE(訳注:アメリカ加熱冷却エアコン技術者協会)は、アメリカやドイツで設けられた産業のための空気質基準を調べ、基準は環境に敏感な人たちを守るために設けられていない、と結論を出した。
・ 著名な科学者たちはベネヴェント決議(2006 年2 月)に署名した。

その決議は、低い強度、低い周波数、そして無線周波数電磁場が健康影響と生物学的影響に責任があるとする、重要で強固な化学的証拠があることを断言した。
・ 科学者はより多くの研究と、そして市場における技術と勧告された曝露、基準に対してより予防的なアプローチを求めた。
ヨーロッパ ・ 化学物質の制限、公認、評価、記録の目標立法行為(REACH)は2006 年12 月に通過した。
・ 建物の建材、仕上げ製品、家具や設備に影響を与える、低毒性の代替素材に替えることを求める。
アメリカ合衆国 ・医師の診断と自己報告に基づいて、有病率が調べられた。
ドイツ ・ 多種化学物質過敏症は、国の健康管理システムで正式に認められた。
・ ドイツ総合医療協議会は、環境医学に関わる医学的専門家の徹底的な教育を支援し、エビデンスに基づく治療が開発されている。
デンマーク ・デンマーク環境保護局は、最近、多種化学物質過敏症に関する報告書を発表した。

それは、過敏症が環境汚染物質に起因するという充分な証拠があると結論を下した。

そして、屋内環境でオフガス物質を最小限にすることを開始するデンマークは、デンマークの人口で発症率をいくらか下げる一助になるだろうとまとめた。同局は、過敏症発症を防ぐために対策をとることを勧告した。
スウェーデン ・ 電磁波過敏症は障害として認められている。
・ 電磁場と電磁波が非常に少ない健康管理施設は、過敏症の人にふさわしい。
カザフスタン ・「人間の健康に関する物理的要因のネガティブな影響」を減らすために、配線で50 ミリボルト(マイクロサージ)に無線周波数を制限して減らすことを発行した。