・参考までに、IARCの発がん性分類と、化学物質などの作用因子についてのこれまでの評価結果の例を表2に示します。
表2 IARCの発がん性分類及びこれまでの評価結果の例13
分類
これまでの評価結果の例
グループ1:
発がん性がある
アスベスト、アフラトキシン(天然由来の混合物)、ベンゼン、カドミウム、ダイオキシン(2,3,7,8-TCDD)、ホルムアルデヒド、太陽光、エックス線、ガンマ線、アルコール飲料、喫煙(能動・受動)
[合計108種]
グループ2A:
おそらく発がん性がある
シスプラチン(抗がん剤)、紫外線、ディーゼルエンジン排ガス、木材などのバイオマス燃料の室内での燃焼、日焼けランプ
[合計66種]
グループ2B:
発がん性があるかも知れない
クロロホルム、鉛、コーヒー、重油、ガソリン、ガソリンエンジン排ガス、漬物、超低周波磁界
[合計248種]
グループ3:
発がん性を分類できない
カフェイン、原油、軽油、水銀、お茶、蛍光灯、静電界、静磁界、超低周波電界
[合計515種]
グループ4:
おそらく発がん性はない
カプロラクタム(ナイロンの原料)