身のまわりの電磁界について3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・表1に、これらの電磁界の周波数、波長及び主な発生源の分類を示します。
2 「電波法」では、10,000Hz(10kHz)~3,000,000,000,000Hz(3THz)の周波数を「電波」と定義しています。
3 「電波法」では、「電力束密度」という用語を用いています。
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表1 電磁界の分類
名称     周波数    波長     主な発生源(例)
静電磁界   0Hz      --    地磁気、磁気共鳴画像撮影装置                  

                             (MRI)、鉄道

超低周波電磁界>0Hz~300Hz ~1km    家電製品、電力設備(50Hz、    

                            60Hz)鉄道

中間周波電磁界300Hz~10MHz 1km~30m  IH調理器(20~90kHz)電子                                    

                             タグ(~135kHz)

                             鉄道・電子商品監視装置 

                                (8.2MHz前後)

                           放送局・通信設備(数百kHz~)

高周波電磁界10MHz~300GHz  30m~1mm  非接触式ICカード、基地局


                                           (13.56MHz)携帯電話

                               (800MHz~数GHz)                                                         


                                           無線機器(~数十GHz)

                               通信設備(~数十GHz)

                               放送局(~数百MHz)

                               電子レンジ(2.45GHz)

* kHz=1,000Hz(千ヘルツ)、1MHz=1,000,000Hz(百万ヘルツ)、1GHz=1,000,000,000Hz(十億ヘルツ)
* 注
高周波電磁界よりも周波数が高いものには、赤外線、可視光線、紫外線、放射線(エックス線やガンマ線)があります。

このうち、紫外線の中でも周波数が高いものと放射線には、物質中を通過する際、物質を構成する原子から電子をはじき飛ばしてイオン化する作用(電離作用)があります。

生物がこの電離作用のある放射線や紫外線を過度に浴びると、DNAに生じた傷(損傷)を元通り(正常)に治せなくなり、がんなどの悪影響が生じる恐れがあります。

超低周波、中間周波、高周波など各種の電磁界には、このような電離作用はありません。
なお、本冊子では高周波電磁界よりも周波数の高い上記のようなものについては扱いません。