ゾルピデム マイスリー2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・ 剤形 [編集]
5mgおよび10mgのフィルムコート錠。

用法・用量 [編集]
通常、成人には酒石酸ゾルピデムとして1回5mg~10mgを就寝直前に経口投与する。なお、高齢者には1回5mgから投与を開始する。

年齢、症状、疾患により適宜増減するが、最大量は1日10mgを超えてはいけない。

また、長期に多量に服用すると、僅かながらも耐性が形成され、依存性が生じてくる恐れがあるため、注意が必要である。

作用機序 [編集]
GABA-A受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位(ω受容体)に働き、γ-アミノ酪酸 (GABA) の作用を増強する。ω受容体には2つのサブタイプがあり、ω1受容体は催眠鎮静作用に、ω2受容体は抗痙攣作用、抗不安作用及び筋弛緩作用に深く関与しているものと考えられている。

ゾルピデムはトリアゾラム(ハルシオン)に代表されるベンゾジアゼピン系睡眠導入剤と比較してω1選択性が高く、催眠鎮静作用に比べて、抗不安作用、抗痙攣作用や、筋弛緩作用が弱いのが特徴である。

また、ベンゾジアゼピン系睡眠薬に比べ、反復投与しても耐薬性、依存性が形成されにくい。

副作用 [編集]
副作用として依存性の形成、呼吸抑制、一過性前向性健忘、起床後の眠気・ふらつきなど。

重症筋無力症、急性狭隅角緑内障には禁忌となる。夢遊病のような事例も報告されている。

アメリカ食品医薬品局 (FDA) によれば、睡眠中に車を運転しようとしたり、食事をするなど異常な行動をひき起こす危険性があることが報告されている。

仏サノフィ社は、夢遊病の症例は確率が1000人に1人以下のまれな副作用であると声明を出している。

その他 [編集]
また、1999年に遷延性意識障害となった人へ投与したところ意識が一時的に回復(その後薬の効果が無くなると共に昏睡状態に戻る)したことから、現在その効果についての臨床試験が行われており、一部の被験者には実際に効果が出ている報告も上がっている。