トリアゾラム ハルシオン | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・wikipediaより
トリアゾラム (Triazolam) は第3種向精神薬の超短期作用型ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤である。

商品名ハルシオン (Halcion) として米国アップジョン社が開発・販売を行した。その後、合併・買収を経て2003年よりファイザーから発売されている

商品名の「ハルシオン」はギリシャ神話に登場する風波を静めるという伝説の鳥、Halcyonに由来する[1]。

日本では薬事法に基づく要指示薬・指定医薬品である。

入手には医師の処方箋が必要である。

作用機序 [編集]
最高血中濃度到達時間は約1時間、半減期は約2.9時間、作用時間は約2時間である、超短期作用型の睡眠薬である。

ベンゾジアゼピン系薬物の一般的機序は、GABA受容体のサブタイプのω1受容体に作用することで、Clチャネルを開口させることでClの透過性を亢進させ、過分極を発生させることで、活動電位の発生を抑制することにより、催眠作用を発現する。

肝臓のCYP3A4という酵素で代謝されるため、この酵素を阻害する薬物や、薬物の作用が高まる可能性があるので注意する必要がある。

副作用 [編集]
最も多いものに、一過性前向性健忘・抗コリン作用・翌朝への持ち越しがあるとされている。

また、大量服用により、呼吸抑制を起こすことがある。

めまい・ふらつきが起きる事が有るので、原則として就寝直前に服用するよう処方される。

また、極稀であるが、夢遊病(意識のないまま、車を運転する・食事を取る・活動するなど)のような症状を起こすこともあるとされている。

アルコール(飲酒)との併用にて、薬効が効きすぎてしまうので、禁忌である。

用量・用法 [編集]
通常成人1日 0.125mg から 0.25mg を就寝前に経口投与する。また高度な不眠症の場合 0.5mg を投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。不眠症の他、麻酔前や手術前にも使用される。

緑内障の者や気管支喘息などで呼吸機能が低下している者は投与してはならない。

また、他の中枢神経抑制作用のある薬やアルコール、バルビツール酸誘導体などの強い影響下にある者への投与は禁止されている。

臨床では、高度の不眠症の高齢者では1回服用量 0.25 mg までという制限があり、高度な健常人の不眠症では1回服用量 0.5 mg までという制限がある。

トリアゾラムの発売当初、米国では 1 mg 錠も存在した。

ドラッグとしての乱用 [編集]
娯楽目的で服用する者もいるが、麻薬や他の一部の向精神薬のような多幸感はなく、サイケデリックな夢を見るわけでもない。

生じるのは酒に酔ったような酩酊感である。それに加え、健忘により思わぬ事故を引き起こす可能性があるため、睡眠目的以外の使用は禁忌である。

治療目的以外で、使用する目的もなく所持すると、麻薬及び向精神薬取締法にて、逮捕・処罰される。

種類 [編集]

日本で処方されるハルシオン0.25mgの錠剤錠剤:0.125mg, 0.25mg
錠剤はSP包装に入っており、0.125 mg の規格と 0.25 mg の規格がある。 0.125 mg の錠剤は薄紫(0.25mgより薄い青色のため薄紫)であり、0.25 mg の錠剤は青色である。


商品名 [編集]
トリアゾラムは先発品としてのハルシオンのほか、後発医薬品も出ている。

ハルシオン(先発医薬品・ファイザー)
ミンザイン(日医工)
ハルラック(富士薬品)
パルレオン(大洋薬品)
アサシオン(長生堂製薬)
カムリトン(寿製薬)
その他後発医薬品に何種類かある。