・5.取組推進に向けた指標及び具体的な目標
いくつかの有害化学物質については、環境基準や、環境保全の上で参考となる指針値が設定されています。
これらの基準・指針値の達成は、化学物質による環境汚染を防止する上で基礎的な目標です。
本計画でも、例えば大気環境と水環境の両方で環境基準・指針値が設定されている物質に着目し、これらすべてに係る達成状況を指標の一つとして各種取組の進行管理を図ります。
また、化学物質の有害性情報の収集及びリスク評価の実施は、情報の収集・評価済み物質数等で取組の進捗状況を測ることができます。
既存化学物質については、安全性点検実施状況を把握して、取組の進行管理を図ります。
リスク評価については、製造・使用・廃棄の流れの把握を含め、リスク評価の
取組が進行し、又は終了している物質数を取組の進捗を測る指標として活用します。
さらに、PRTRデータ等を用いた化学物質の環境への排出状況は、環境リス
ク低減のための指標として有意義に活用することができます。
現状では、PRTR制度によりすべての排出源からの排出量や排出経路が正確に把握できているとは言えない状況にあり、また多種類の物質の排出量を総合化する手法等、指標化の手法も確立されていません。
PRTR対象物質のうち、環境基準・指針値が設定されている物質等の環境への排出量を指標とするとともに、今後、PRTRデータ等を用いた排出インベントリの構築及び総合的な政策指標の検討に取り組みます。
runより:この取り組みにはT-VOCも関わってます。
国際化学物質安全性カード(ICSC)もその1つです。
T-VOC記事でよく使いました。化学物質の危険性を表示してます。