電磁波過敏症アンケート2009 15 | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・別の58 歳女性は「自由に外出できなくなり、人付き合いが減った。映画や人
が集まる場所に行けず、趣味が楽しめない。

転居したいが安全な場所の探し方がわからない」と答えている。
55 歳女性は、「蛍光灯の施設が多く、長時間いられない。重症時は家の中のどこでテレビがついていても辛く、家人はテレビが見られない。電車で3 時間の実家に、両親の世話をしにいけなくなった」という。
廃棄された家電製品は、冷蔵庫9 人、テレビ7 人、電子レンジ6 人、IH 炊飯
器5 人、洗濯機、電気毛布、電気カーペットが各4 人、IH 調理器3 人、こたつ、エアコン、FF 式ストーブ、携帯電話、ファックス付き電話が各2 人だった。
新たに購入された電気製品は、小型TV2 人、冷蔵庫2 人、湯たんぽ3 人、ガ
スストーブ2 人、ペレットストーブ2 人、黒電話2 人、圧力鍋1 人、電磁場の
少ない電気毛布1 人などだ。「洗濯は手洗いで、掃除は帚で」という人もいた。
シールドクロス。5GHz 以下の無線周波数電磁波に対応するものが多い
携帯電話電磁波を防ぐための電磁波対策工事。

アルミ板を貼ってアースをとった。
2)仕事への影響
回答者のうち、発症前に働いていた人は40 人だったが、発症によって大きな影響が出た人は26 人(65.0%)だった。

「思うように働けなくなり、退職した」人が20 人(26.6%)いた。

また、「体調不良をおして働いているので、症状が改善しない(または悪化した)」は13 人(17.3%)だった。

「家事ができなくなり、家族やホームヘルパーに依頼することになった」も13 人(17.3%)いた。
職業は医師,看護士、リハビリ助手、医療事務、ケアマネージャー、マッサージ師など医療・介護関係、大学教員、小学校教師、養護教諭、保育士など教育関係、公務員、会社員、ピアノ教師、アニメーター、自営業、パートなどさまざまだ。
労働時間が短くなった人は5人(12.5%)、無職になった人が20 人(50.0%)、休職中が1 人(2.5%)で、収入が減少した人は6 人、0 円になった人は20 人だった。

働き続けているものの、仕事の内容や職場をかえざるを得なかった人もいた。
45 歳女性(公務員)は「仕事内容が限られ、昇級や昇進に響く」と答えている。
ケアマネージャーだった女性(68 歳)は、仕事上、携帯電話の携行を求めら
れ、24 時間連絡がとれるようにする必要があった。発症後は、携帯電話を使わない小規模施設に移って働いている。
発症者は職を失ったり、仕事の内容が変更になるなどの変化を余儀なくされ
ているほか、収入が減少するなどの影響を受けているが、治療や電磁波対策などで出費も大きく、経済的な負担が発生している。