・具合が悪くなったことがある電磁波発生源には、パソコン、送電線、テレビ、蛍光灯など、身の回りにあるあらゆる電磁波発生源があげられた。
紫外線(日光)に反応すると答えた人も10 人(13.3%)いた。
発症者は、超低周波電磁波から紫外線まで幅広い周波数帯の電磁波に反応し、生活環境にあるさまざまな電磁波によって体調を崩していることが伺える。
MRI(磁気共鳴映像法)やレントゲン、CT スキャン、超音波検査(エコー)など医療機器でも症状が起きていた。
回答者の中には「発症後、これらの医療機器を避けている」という声もあった。また、発症原因としてMRI をあげた人は4 人、レントゲンをあげた人は3 人いた。
61 歳の女性は、発症の原因になったと思う電磁波発生源として、2003 年に自宅側に携帯電話基地局が建ち、05 年にデジタル式コードレス電話を購入したことを挙げ、「06 年1 月に、風邪をこじらせてレントゲンを撮って症状が現れ、回復まで3 週間かかった」と言っている。
68 歳女性(看護士)は、「勤務で放射線科にいた時(90 年ごろ)、MRI が導入され、週2~3 日はMRI 室で勤務していた。
圧迫感はあったが、当時は今ほど体調不良につながっていなかった」と答えている。
44 歳女性は、地上デジタル放送の試験電波が放送された日に倒れて救急車で搬送され、「病院でMRI 検査を受けた直後に発症したが、地デジの影響もあるかもしれない」と答えている。
IH 調理器(クッキングヒーター)を発症の原因と考えている人は5 人いた。
62 歳女性は「IH 調理器を使用して6 日目に強烈なショックを受け、その後電
気器具や電気配線の電磁波に反応するようになった」「スーパーなどは大型冷蔵庫や蛍光灯が多く入れない。
どこで体調を崩すかわからないので、家族以外とは外出できない」と記している。
40 歳女性は、IH 調理器を設置して体調を崩し、「リフォームしたばかりの台
所からIH 調理器を撤去した」。彼女は生理不順にも悩まされていたが、「IH 調理器をやめたら妊娠した」と答えている。