・◆緩い日本の残留基準
アセタミプリド、メタミドホスとたまたま汚染輸入米事件で摘出された2農薬について見ただけでも、国産農産物の実態は、安全性に関する限り、輸入に比べてましとは全く言えない。
例えばこのアセタミプリドで残留農薬基準値の日米比較をしてみればよくわかる。基準値はアメリカの方がよほど厳しい。
米側に該当項目がないので省いたが、茶の日本の基準値は50ppmという緩さだ。アセタミプリドを撒き放題にしてもこうまでは残留しまいというほどの数字といわれ、この高濃度についても先のメールには指摘されている。
メールを送り、その経緯も克明に記録した平医師と関係当局への取材によれば、メールに反応がないので両医師は地元選出国会議員の紹介で、07年12月下旬に「食の安全ダイヤル」を開設している内閣府食品安全委員会事務局に説明に行った。
こうしたことがなかったら、ことは関係機関の間で盥回しの末にうやむやにされてしまっていたかもしれない。
◆5000倍もの緑茶
07年末の両医師のこの行動により、いま関係行政はアセタミプリドへの対応策を優先的に練っている。
ここで、問題の急所を繰り返す。
汚染輸入米のアセタミプリドの濃度は、残留基準値のない農産物に暫定的に一律に設定されている0・01ppmの3倍だった。
基準値を超えているので、この輸入米も工業原料へと回されたが、それが食品原料に使われ、この騒動になっている。
しかし例えば、日本茶に適用されているアセタミプリドの残留基準値は50ppmなのである。毎日のように大騒ぎされている輸入米毒性物質の基準値の5000倍にものぼる。
runより:普通なら毒物についてに入れる内容ですが、ネオニコチノイドは有機リンより怖い物である事とグロンサンを勧めているのが青山医師である事から化学物質化敏症に入れました。
市販の内服液でも良い。無い場合はリポビタンDで代用できると言います。
wikipediaより
アセタミプリド (acetamiprid) は、ネオニコチノイド系殺虫剤であり、昆虫神経のシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経の興奮とシナプス伝達の遮断を引き起こすことで殺虫活性を示す。
主な商品名は「モスピラン」で、液剤、粒剤、水溶剤、エアゾル剤、複合肥料などとして各農薬メーカーで製造されている。
植物体への浸透移行性と残効性が高いため、葉を巻いて中に隠れてしまうような害虫(アブラムシや毛虫の一部など)にも効果が高い。
また、広く使われている有機リン系殺虫剤とは作用機序が異なるため、有機リン系殺虫剤に抵抗性のある害虫にも効果が期待できる。ミツバチ、マルハナバチに対する影響が少ない。
事件 [編集]
2008年に発覚した事故米不正転売事件において、アセタミプリドが基準値以上に残留した事故米穀が食用として転売されていたことが判明した。