MCSの研究と定義2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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環境衛生の公文書に発表された論文(化学物質複合刺激反応: A 1999 Concensus, 1999, Vol.54, 147-149) では、MCSの診断を決定する際に使用すべき基準について医療専門家の間で一致した見解に関する情報を提供している。

これはNethercottらがArchives of Enviromental Healthに発表した研究に基づいている(Multiple Chemical Sensitivities Syndrome: Toward a working case definition. 1993, Vol.48, 19-26). この基準は、要するに、症状が反復的な化学物質曝露で再現可能であること、状態が慢性的であること、症状が低レベルの曝露から生じること、症状は刺激物が取り除かれたときに改善または解決すること、反応が複数の化学的に関連のない物質に対して起こり、症状が複数の器官系を巻き込んでいることを求める。

症状と制限

MCSまたはEIは環境中の物質への曝露から発症し、非常に低レベルの化学物質曝露ですら耐えられなくなることがある。

症状は神経系、肺、脈管系など、身体の1つ以上の器官系に現れる。

個人は、個別または複数の刺激物と接触、摂取または吸入を通じて曝露される。

MCSまたはEIによる制限は、各個人によって個別に経験されるため、それぞれの状況を独立して評価することが重要である。

問題のある環境物質への曝露から発症する一般的な症状は、次の症状のひとつまたは多くを含む: 頭痛、吐き気、呼吸困難、疲労、目眩、喉の引き締め、慢性咽頭炎、集中困難、記憶喪失、発疹、皮疹、関節炎様の感覚、筋肉痛。 問題のある環境物質には: 香水、オーデコロン、洗浄剤、芳香剤に使われる芳香化学物質; 殺虫剤; 建築材、新しい家具や敷物から出るフューム; 刺激物の中でもタバコの煙が含まれる。

MCSの人のための環境整備は、個別対応で考えなければならない。