GSM900 携帯電話からの放射線被曝から7 日後の哺乳類の脳中でのBBB透過性の増加 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・「出典」
VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/


・記事http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html
パソフィジオロジー 2009 年4 月1 日
Pathophysiology 2009 Apr 1 (Epub ahead of print)
GSM900 携帯電話からの放射線被曝から7 日後の哺乳類の脳中でのBBB透過性の増加
著者:ニットビー H、ブルン A、マルングレン L、パーソン BR、サルフォード LG
所属:神経外科教室、ルンド大学、ルンド、スウェーデン
(アブストラクトのみ翻訳)
マイクロ波は、ラジオ波が放送に使用されて受け入れられた1886 年に人間に
よって初めて導入された。その時までは、宇宙誕生以降、マイクロ波は宇宙線
のバックグラウンドの1部としてのみ存在していた。

電信、レーダー、テレビ、そして、なかんずく最近の携帯電話技術におけるマイクロ波の利用によって、今では人類は宇宙誕生以降の基本的なバックグランウンド放射線の10(20)倍ものレベルのマイクロ波に被曝している。
以前に我々のグループは、携帯電話からの電磁放射線がBBB(血液脳関門)
の透過性を変化させることを示した。

その時は、2 時間の被曝後の直後と14 日後とにアルブミンの溢出が起きていた。この論文の背景解説において、BBBにおけるマイクロ波被曝の証拠効果(または効果なし)についての著作の完全なレビューを我々は提示する。更に、2 時間の被曝を1 回させた後の7 日目のラットのBBB透過性に関するGSM携帯電話・放射線の効果を調べることによる我々自身の研究結果をも紹介する。

48 匹のラットのTEM 細胞が2 時間だけ被曝された。

その非熱効果に相当する特殊エネルギー吸収比(SAR 値)は、0mW/kg、0.12mW/kg、1.2mW/kg、12mW/kg、120mW/kg である。

その条件下でBBBを通過するアルブミンの溢出や神経細胞アルブミン吸収や神経細胞損傷を評価した。アルブミンの溢出は、7 日間の回復期間後で、ニセ対照群と比べると、携帯電話に被曝したラットで強く現れた(フィッシャー厳密確率テストでP=0.04、クルスカル・ウオーリスでP=0.012)。

その時のSAR 値は12mW/kg であり(マン・ウィトニーでP=0.007)、SAR 値が0.12mW/kg と120mW/kg の場合でも、アルブミン溢出の増加傾向があった。

大きくはないが、明白な相関が、被曝のレベル(SAR 値)と焦点になっているアルブミン溢出との間に起きていた(r(s)=0.33;p=0.04)。

今回の知見は、被曝後すぐにと、その後14 日目に見出されたBBB透過性の増加を示した以前の我々の研究結果と一致している。
我々は、我々や他の実験室からのBBB透過性が変化するとの以前の研究と同じく、今回の知見に関しても議論を行う。
(翻訳:荻野晃也 2009.4.13)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19345073



wikipediaより

BBBとは:血液脳関門(けつえきのうかんもん、英語: blood-brain barrier, BBB)とは、血液と脳(そして脊髄を含む中枢神経系)の組織液との間の物質交換を制限する機構である。

これは実質的に「血液と脳脊髄液との間の物質交換を制限する機構」=血液髄液関門 (blood-CSF barrier) でもあることになる。

ただし、血液脳関門は脳室周囲器官(松果体、脳下垂体、最後野など)には存在しない。

これは、これらの組織が分泌するホルモンなどの物質を全身に運ぶ必要があるためである。


runより:つまりBBBを電磁波通過すると損傷する危険性を説いているワケですね。