スウェーデン・電磁波過敏症の現状と政策2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・EHS(電磁波過敏症)については2009年にスウェーデン政府が調査した報告書が有ります。
一般人とEHS患者の健康調査です。最も顕著な症状は皮膚が熱くなったり、ひりひりするような感覚はEHSが27%、一般人が2%。目がかゆく なったり ほてる人がEHSで22%、一般人で7.5%。集中力の困難な人はEHSで25%、一般人で5.9%。その他(疲労、頭痛、吐き気、めまい)等は、EHSの人は一般人の2倍強となっています。
 EHSの症状は様々な原因が考えられるので、今のところEHSに特定した診断は行っていないようです。

例えば化学物質(フエノール, 難燃剤、アマルガムの水銀)などの影響も考えられるわけです。

そこで、これらの体調不良を訴える患者に対してSOSFS(国家委員会)1998:3規則で下記の5項目を一般的ガイドラインとして医療専門家に遵守を義務づけて国民の健康管理を徹底しています

*医療の専門家へ告ぐ:
● 患者の訴えを真剣に受け止めて、信頼関係を育成せよ。
● 患者が様々な症状を説明するための時間を与えよ。
● 患者が訴える様々な問題や症状が真実で、想像ではないことを理解せよ。
● 患者の説明を尊重せよ。
● (患者は)あらゆる医療診療を受ける権利がある

 スウェーデンの保健ネットワークのシステムは、(a) 中枢に厚生委員会があり、その委員会を中心に(b)州、(c)州議会、(d)市町村などの自治体がそれぞれに連携を保ちながら情報交換を行っています。

州議会には医師なども参加しているそうです。


runより:*印の医療の専門家へ告ぐは難しい、ややこしい病気全てに言える事だと思います。

日本はこんな水準にはなれないでしょうね。