原発性免疫不全症候群 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・wikipediaより
原発性免疫不全症候群(げんぱつせいめんえきふぜんしょうこうぐん)とは、先天的な要因により免疫系の構成要素が欠けているまたはうまく機能しないため、免疫系が正常に働かない疾患の総称である。

感染症や膠原病、悪性疾患などに伴うものや、悪性腫瘍の化学療法や免疫抑制剤、ステロイドの投与などに伴う免疫不全状態は続発性(または症候性)免疫不全として区別する。

別名、先天性免疫不全症(せんてんせいめんえきふぜんしょう)ともいうが、対義語として「後天性免疫不全症」なる用語は通常用いない(ヒト免疫不全ウイルス感染によるもののみを指す。後天性免疫不全症候群と紛らわしいため)。

症候群とされる通り、原発性免疫不全症候群に含まれる疾患には、様々な原因、病態のものが含まれる。

「原発性免疫不全症候群」の名前自体はいわゆる「病名」ではなく、多数の疾患が含まれる「カテゴリー」として理解すべきである。


分類 [編集]
免疫不全症候群は、免疫不全の機序によりいくつかのカテゴリーに分類することができる。

以下では、WHOによる分類を元に、各々のカテゴリーの概要について説明する。


複合免疫不全症 [編集]
T細胞の数または機能の異常により、細胞性免疫の不全を主体とする免疫不全を呈する疾患。T細胞機能不全があれば、B細胞による適切な抗体産生も行われなくなるため、液性免疫の不全も合併する。

症状としては、細菌、真菌、ウイルスのいずれにも易感染性(感染しやすい)を示す。


抗体産生不全症 [編集]
免疫グロブリンの低値を示す疾患で、抗体産生の異常により易感染性を示す。化膿性細菌への易感染性が著しく、中耳炎や肺炎、膿痂疹などを反復する。一方で、ウイルス感染には比較的強い。