1,1-ジメチルヒドラジン | 化学物質過敏症 runのブログ

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国際化学物質安全性カードより
1,1-ジメチルヒドラジン
物理的状態; 外観:
刺激臭のある、無色、発煙性で吸湿性の液体。空気に暴露すると黄色になる。

物理的危険性:
蒸気は空気より重い。地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。

化学的危険性:
燃焼すると、窒素酸化物を含む有毒なフュームを生じる。。強還元剤であり、酸化剤と激しく反応する。強塩基であり、酸と激しく反応し、腐食性を示す。酸素と反応し火災や爆発の危険をもたらす。プラスチックを侵す。

許容濃度:
TLV:0.01 ppm (TWA);(皮膚);A3(動物実験では発がん性が確認されているが、人との関連は不明な物質) (ACGIH 2008)。

MAK:皮膚吸収(H);皮膚感作(Sh);発がん性カテゴリー:2 (DFG 2008)。

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入、経皮、経口摂取。

吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてきわめて急速に有害濃度に達することがある。

短期暴露の影響:
眼、皮膚および気道を刺激する。
蒸気を吸入すると、肺水腫を起こすことがある(「注」参照)。中枢神経系や肝臓に影響を与えることがある。

長期または反復暴露の影響:
血液に影響を与え、貧血を起こすことがある。人で発がん性を示す可能性がある。



物理的性質 ・沸点:64℃
・融点:-58℃
・比重(水=1):0.8
・水への溶解性:非常によく溶ける
・蒸気圧:13.7 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.1
・20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度(空気=1):1.2
・粘度:0.6 mm2/s(25℃)
・引火点:-15℃(c.c.)
・発火温度:249℃
・爆発限界:2.4~20 vol%(空気中)
・log Pow (オクタノール/水分配係数):-1.19


環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が強い。

身体への暴露
吸入 咳、咽頭痛、灼熱感、吐き気、頭痛、嘔吐、息苦しさ、痙攣。
皮膚 吸収される可能性あり!
発赤、痛み(「吸入」参照)。
眼 発赤、痛み。
経口摂取 咽頭痛(「吸入」参照)。