国際化学物質安全性カードより
2-メチルペンタン
物理的状態; 外観:
特徴的な臭気のある無色の液体。
物理的危険性:
この物質の蒸気は空気より重く、地面あるいは床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。流動、撹拌などにより、静電気が発生することがある。
化学的危険性:
酸化剤と激しく反応し、火災、爆発の危険をもたらす。プラスチックを侵す。
許容濃度:
TLV:(ヘキサン異性体として) 500 ppm(TWA);1000 ppm(STEL) (ACGIH 2008)。
MAK:(ヘキサン異性体として) 500 ppm, 1800 mg/m3;ピーク暴露限度カテゴリー:II(2); 妊娠中のリスクグループ:D (DFG 2008)。
(訳注:詳細は DFG の List of MAK and BAT values を参照)
暴露の経路:
体内への吸収経路:蒸気の吸入、経皮。
吸入の危険性:
20℃で気化すると、空気が汚染されてやや急速に有害濃度に達することがある。
短期暴露の影響:
長期または反復暴露の影響:
物理的性質 ・沸点:60℃
・融点:-153℃
・比重(水=1):0.65
・水への溶解性:溶けない
・蒸気圧:23 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):3.0
・引火点:-32℃ (c.c.)
・発火温度:264℃
・爆発限界:1.0~7 vol%(空気中)