外因性内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)』とは | 化学物質過敏症 runのブログ

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『外因性内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)』とは
 「“動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与える外因性の物質”を意味する。

近年、内分泌学を始めとする医学、野生動物に関する科学、環境科学等の研究者・専門家によって、環境中に存在するいくつかの化学物質が、動物の体内のホルモン作用を攪乱することを通じて、生殖機能を阻害したり、悪性腫瘍を引き起こすなどの悪影響を及ぼしている可能性があるとの指摘がなされている。

これが『外因性内分泌かく乱化学物質問題』と呼ばれているものであり、環境保全行政上の新たで重要な課題の一つである。」(1998年5月環境庁 環境ホルモン戦略計画SPEED‘98より)

 環境ホルモン(外因性内分泌撹乱物質)は、以下のような特徴を持っています。
1)生物の体内で、ホルモン(内分泌)と同じように作用し、生殖機能などの正常な働きをかく乱する物質、

2)野生動物では、生殖器の異常、子育ての放棄、メス同士のつがい、卵の孵化率減少などが報告されている、

*3)ホルモンは極微量で体をコントロールしているため、環境ホルモンも極微量で作用する、

*4)人間への影響は内分泌機能の変調、神経の働きの障害、とくに自律神経の失調、免疫力の変調、アレルギー反応の変調、乳ガン、前立腺ガン、生殖機能の低下、不妊症、流産、精子減少、子育て能力の低下、行動異常(多動、注意力の低下、学習障害、乱暴な行動、過剰な反応など)、運動機能や知能への障害などが考えられている


5)特に胎児(とくに胎児期初期)、乳児期にさらされると影響が大きい、

*6)農薬やダイオキシンの他に、今まで安全と思われていた化学物質も環境ホルモン作用を有する、

7)どのくらいの摂取量なら安全かは未解明、

8)今後研究が進み、神経や免疫を中心に異常を起こす場合は、外因性神経かく乱物質、外因性免疫かく乱物質という名称が使われるようになると思われる



runより;*印の箇所に注目して頂きたい。化学物質過敏症とやはり関係がある様です。