まずトリガーとは引き金のことです。
化学物質過敏症発症にはトリガーが必ずあり、多種に登ります。
化学物質過敏症発症のトリガーは現状では59%シックビル21%殺虫剤8%有機溶剤(北里大学症例)だそうです。
化学物質過敏症の「発症原因」の半数以上が、いわゆる「シックハウス」や「シックビル」、すなわち、室内空気汚染です。
新築やリフォームで使われる建材や家具(合板や塩ビ壁紙、防炎処理カーテン、トルエン・キシレンなどが含まれた塗料など)から揮発するホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)、農薬類(防虫剤、殺虫剤、シロアリ防除剤、畳の防虫シート、蚊取り線香、農薬を使用された食品など)、芳香剤(トイレ用パラジクロロベンゼンなど)
たばこ、香水、香料、整髪料、ドライクリーニングされた衣類、インク(本、新聞、マジックやサインペンなど)、合成洗剤、塩化ビニール、プラスチック、食品添加物、塩素(水道消毒用・PVCパイプなど)、有害電磁波(家電など)、カビ(すべて個人差あり)などが汚染物質です。
室内空気以外では、農薬散布やごみ焼却による戸外の大気汚染(最近では黄砂が運ぶダストによる影響が懸念されています)や、医薬品、職場での化学物質(美容室のパーマ液、病院の消毒液、他人の喫煙など)が発症の引き金になりやすいです。
しかし発症にタイムラグがある方も多いのでトリガーを正確に認識するのはなかなか難しい事です。
トリガーが解れば回避、遮断、等の防衛がしやすくなります。