文部科学省衛生管理マニュアル第2章 17 | 化学物質過敏症 runのブログ

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児童生徒等が室内にいない状態で測定することとする。

これは、外部騒音を測定するためで、児童生徒等や教師の出す音の影響を避けるためである。
窓の開閉の状況は、騒音レベルに大きな影響を与えることから、窓を開けたときと閉じたときについて測定する必要がある。

測定場所は、窓側と廊下側で行う。
等価騒音レベルを直接測定するには、積分・平均機能を備える騒音計を使用する。教室内で物が倒れる音、廊下を大声で話しながら歩く音等、突発的に予期せぬ音の影響を受けることがある。

最近の等価騒音レベルを測定する騒音計は、このような突発騒音を数秒間さかの
ぼって計算から除外する“バックイレース”機能をもつもの、又は測定後に録音された音を聞きながらプログラム上で処理をする“実音モニター”機能をもつものがある。
従来の普通騒音計を用いる場合は、以下に示す普通騒音から等価騒音を換算するための計算式を用いて、等価騒音レベルを算出することができる。

すなわち、等価騒音レベルは、時間率測定の際に読み取った個々の値を次式に当てはめて求める。
L ( + + 10 )〕LAn10
LA2
10
LA1
AeqT 10 10 10  +10
n
1
=10  log〔
A1 L 、A2 L 、A3 L … An L :普通騒音計で求めた騒音レベルの測定値
n :測定値の総数
この方法による場合、測定間隔を全体の時間に比べて短くとることにより、等価騒音レベルと等しい結果が得られる。

<参考>
【等価騒音レベル(LAeq)】
等価騒音レベルとは、変動する音のレベルのエネルギー平均値である。図Ⅱ-1-11のように、時間と共に騒音レベルが変化する場合、測定時間内でこれと等しい平均二乗音圧を与える連続定常音騒音レベル(JIS Z8731)である。すなわち、変動する騒音レベルLA(t)がある場合、ある時間範囲(t2-t1)におけるこれと等しい定常騒音の騒音レベルである。LAeq で示す。

A はA 特性の意味である。
等価騒音レベルは音の物理量であるので、生理機能と直接的な関係をもつ。