<参考>
表Ⅱ-1-1 厚生労働省による室内空気中化学物質の指針値及び毒性指標
(平成22 年3 月現在)
揮発性有機化合物 室内濃度指針値* 毒性指標
ホルムアルデヒド 100μg/m3(0.08ppm)
ヒト吸入暴露における鼻咽頭粘膜への刺
激
トルエン 260μg/m3(0.07ppm)
ヒト吸入暴露における神経行動機能及び生殖発生への影響
キシレン 870μg/m3(0.20ppm)
妊娠ラット吸入暴露における出生児の中
枢神経系発達への影響
パラジクロロベンゼン 240μg/m3(0.04ppm)
ビーグル犬経口暴露における肝臓及び腎
臓等への影響
エチルベンゼン 3800μg/m3(0.88ppm)
マウス及びラット吸入暴露における肝臓及び腎臓への影響
スチレン 220μg/m3(0.05ppm)
ラット吸入暴露における脳や肝臓への影響
クロルピリホス
1μg/m3(0.07ppb)
但し、小児の場合は
0.1μg/m3(0.007ppb)
母ラット経口暴露における新生児の神経発達への影響及び新生児脳への形態学的影響
フタル酸ジ‐n‐ ブチル
220μg/m3(0.02ppm)
母ラット経口暴露における新生児の生殖
器の構造異常等の影響
テトラデカン 330μg/m3(0.04ppm)
C8‐C16 混合物のラット経口暴露における
肝臓への影響
フタル酸ジ‐2‐ エチルヘキシル
120μg/m3(7.6ppb)**
ラット経口暴露における精巣への病理組織学的影響
ダイアジノン 0.29μg/m3(0.02ppb)
ラット吸入暴露における血漿及び赤血球
コリンエステラーゼ活性への影響
アセトアルデヒド 48μg/m3(0.03ppm)
ラットの経気道暴露における鼻腔嗅覚上皮への影響
フェノブカルブ 33μg/m3(3.8ppb)
ラットの経口暴露におけるコリンエステ
ラーゼ活性などへの影響
総揮発性有機化合物
(TVOC)
<暫定目標値>
400μg/m3
* :両単位の換算は25℃の場合による。
**:フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの蒸気圧については1.3.10-5Pa(25℃)~8.6.10-4Pa(20℃)等多
数の文献値があり、これらの換算濃度はそれぞれ0.12~8.5ppb 相当である。