Q3 化学物質に過敏に反応する県内の児童生徒の実態は?
A3 県内の全公立学校を対象にシックスクールに関する実態調査を平成14年6
月に実施したところ、化学物質に過敏反応する児童生徒等の数は49人(31校)
であった。
なお、化学物質過敏症と診断された児童生徒の概要は、図3-1から図3-6
のとおりである。
○ 化学物質に過敏反応する児童生徒は小学生が大半を占め、調査時点では10歳
の児童が最も多い。
○ 母親にアレルギーがあり化学物質に過敏に反応する場合は、その子供も同様に
アレルギーがあり化学物質に過敏に反応する傾向がある。
○ 過敏反応物質としてタバコに反応する児童生徒が少なくない。
○ 化学物質に過敏に反応する児童生徒の半数は小学校入学前に発症し、過敏反応
のきっかけとして、4分の1が住居の新築、改築等となっている。
図3-1 学校区分別化学物質過敏症者数
0 10 20 30 40
幼稚園
小学校
中学校
養護学校
高等学校
学校数
人数
図3-2 化学物質過敏症者の年齢分布
0
2
4
6
8
10
12
6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
人数
歳
歳
図3-4 過敏反応を起こす物質
0
5
10
15
20
25
30
接着剤
塗料
床ワックス
殺虫剤・防虫剤
石けん・洗剤
消毒剤
化粧品
芳香・消臭剤
タバコ
文具・教材
その他
人数
※複数回答あり
Q3 化学物質に過敏に反応する県内の児童生徒の実態は?
図3-5 発症の時期
小学校入学前
小学校入学後
図3-6 発症のきっかけ
25%
16% 27%
32% 住居
学校
その他
不明
図3-3 アレルギー・過敏症と親子関係
0 20 40 60
アレルギー
過敏症父親
母親
本人