山形大學環境保全センター発表2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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対策の基本


対策
1 室内の汚染物質の発生原因をつくらず、除却しましょう。 汚染原因になる建材や化学薬剤系の生活用品の利用を少なくし、できるだけ自然素材のものを利用する。汚染発生源(建材、家具、など)が分かるものは取り除く。
対策
2 室内から汚染物質を排出しましょう。 現代の住宅の建て方は非常に気密になっているので自然には換気されにくい。 換気・通風をこまめに行い汚染物質を排出する。
対策
3 医師の診断・指導による治療をしましょう。 身体に異常を感じたら、その場から速やかに離れる。また、日常生活においてバランスのとれた食事および適度な運動と睡眠をとるように心がけ、身体の免疫力を高める。

*ベイクアウト 
 ベイクアウトとは、室温をある一定期間、一時的に上昇させることで化学物質の発生を増大させ、平常時の発生量を緩和する方法です。
 ベイクアウトの方法として次のような項目が挙げられています。
 1)建具のソリを避けるためには温度は上げすぎない、
 2)扇風機で温度を一様にする、
 3)すすが出ない電気ストーブを使う、
 4)加湿器を併用する、
 5)一回半日以上、一定日数繰り返す。

 建設省の官民共同研究事業「健康的な居住環境形成技術の開発」の対策・実験ワーキンググループ(主査・野崎淳夫東北文化学園大学助教授)が行ったベイクアウトの実験によれば「ベイクアウトは有害物質の減少に有効」と報告されています。
 実験では締め切った部屋で電気ストーブを使い、7時間にわたり35度を保った後、1時間換気というサイクルを9回繰り返し又、ホルムアルデヒドの発散を促す加湿を併用した例も行われました。野崎主査は「ベイクアウトは欧米では習慣として行われているが日本ではほとんどやらない。理想は有害物質を出さない建材や接着剤を使うことだが、なかなか難しい。身近な対策として有効だ。」と話しています。