WHO公式文書より:「携帯電話とその基地局]4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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WHOが行っていること
一般の関心を受けてWHOは、電磁界が及ぼし得る健康障害の科学的論拠を評価するため国際電磁界プロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトにおいて、いくつかの研究が局所的な曝露の問題を取り上げられるなど、研究結果のレビューやRF曝露のリスク評価を行うためのきちんとした方法論を確立させました。また一般向けの情報資料をつくったり、国際曝露基準の調和を試みるために世界中で基準をつくっている機関・組織のとりまとめも行っています。
またWHOはRF研究も行っています。携帯電話の使用と頭や首のがんとの関連があるかを特定するために、10カ国以上にまたがる大がかりな疫学調査がWHOの特別がん研究機関であるIARC(国際がん研究機関)を中心に進められています。

ちなみにこの研究は2003年までに終了する予定です。


まとめとWHOが推奨すること
携帯電話やその基地局から放出されるRF電磁界にさらされることが、健康への悪影響を招くとの結論を出した最近の判断はひとつとしてありません。ですが、健康リスクに対してより正しい判断を下すためのさらなる研究には、データが不足していることもわかっています。必要とされているRF研究がすべて終了し、評価され、いかなる健康リスクでも最終的な結果を発表するまでにはあと3、4年かかるでしょう。

それまでの間、WHOが推奨することは
• 健康面に基づいたガイドラインを遵守すること:国際ガイドラインはすべての人々(携帯電話利用者、基地局付近の労働者や居住者、また携帯電話を利用しない人々も含む)を保護するためにつくられました。
• 予防的措置
􀁻 政府: 規制当局で、健康を基準としたガイドラインをすでに採用してはいるが、一般の関心があるため、RF電磁界曝露を削減するために追加的な予防的措置を導入する意向があるところは、その曝露制限に追加的な安全係数

を勝手に加えることでガイドラインのもつ科学的根拠を覆すべきではありません。予防的措置は、自主的な手法をつかって、機器の製造者や一般の人々によるRF電磁界の削減を奨励するというまったく別の施策として導入すべきです。

この種の対策案についての詳細は別のWHO資料(Cautionary Policies, WHO Backgrounder, March 2000)に記載されています。