汗の成分 | 化学物質過敏症 runのブログ

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実は汗では解毒できません。


汗の成分について触れておきましょう。汗の大部分は水です。水以外の成分では、NaCl(塩化ナトリウム)が約0.65%、尿素0.08%、乳酸0.03%です。NaClはつまり塩分そのものです。

 しかしこの成分は常に一定ではなく、運動して大量に汗をかいたときは、NaClが0.9%に近づいていきます。つまり血液の浸透圧とほとんど同じになるわけです。普通の発汗では、一度汗腺で作られた汗は、体外に分泌されるまでの導管の部分で、塩分が再吸収されてなるべく塩分を節約しているのですが、汗の量が大量になるとその再吸収が追いつかなくなるのです。

 さて、では塩分は身体にとってどのような意味を持っているのでしょうか。NaClはナトリウムと塩素の化合物ですが、身体にとってどちらも重要というわけではありません。再吸収してまで確保したいのはNa(ナトリウム)の方です。ナトリウムは血液の浸透圧を調節する道具として使われています。つまり、我々の身体は、水を直接調節しているのではなく、ナトリウムを加減することで水を間接的に調節しているわけです。


 このようにナトリウムは身体にとって非常に重要な成分ですから、大量の汗をかいた時は、水分のロスだけではなく、ナトリウムのロスも十分意識しておく必要があります。


つまり水と塩なんです。酢酸等他の成分も出ることがありますが微々たるものでとても解毒にはなりません。


しかし運動は大切です。代謝機能を上げ抵抗力が上がります。