抗菌グッズの抗菌剤に使われている化学物質は極めて微量でも人の免疫力を低下させ、アレルギーを引き起こし、化学物質過敏症に発展する可能性も秘めています。
抗菌剤には有機系と無機系の2種類があり、有機系では合成洗剤に使用されるショ糖脂肪酸エステルのどの界面活性剤が使用され、無機系では合成ゼオライトや、シリカゲル、リン酸カルシウムなどの無機物質に殺菌作用のある銀、銅などの重金属イオンを加えた無機化合物が主流です
身体に必要な菌も殺してしまいます。(いわゆる善玉菌)
特に病原性大腸菌O-157が猛威をふるった1996年夏から新型インフルエンザまで、その種類も数も一段と増加しています。
抗菌という言葉は、菌を制御するということで、殺菌、除菌など全ての意味を含めて使われているようです。
ここでいう抗菌グッズとは、薬事法に規定する医薬品、医薬部外品、化粧品および食品衛生法に規定する食品や添加物を除いた商品類を指します。
メ-カ-は、抗菌グッズの有用性を宣伝して商品の販売を進めていますが、国
民生活センタ-では、「抗菌加工が不必要な製品や、抗菌効果がない製品もある。」と抗菌グッズへの過信を戒めています。