〓【4コマ】2匹ぐらし-その24 はコチラから 〓その24のタイトルは「マッハドライ」でした。
相も変わらずゆうかちんは、
マッハドライを被り続けております。

しかし素晴らしいネーミングですよね。
マッハですからね、マッハ。
音速です。
男性の僕はあまり心惹かれませんが、
女性ならではの
「髪を乾かすのが面倒くさい」
という気持ちに、すっ、と入り込んでくれます。
購入当時は僕も
「どれほどの威力か、マッハドライ」
と興味津々でした。
そもそも疑い深い僕は
「本当に髪が乾くのか~?」
と信用がないのです。
騙されて損をするんじゃなかろうか…
嘘くさい…そんな風に思ってしまうわけです。
なので、お店でゆうかちんが目をキラキラさせ、
マッハドライに誘惑されてる時には、
どうしたもんかと思いました。
お店で2匹会議が始まります。
「ゆうかちん、
時々髪乾かして欲しいっていうやろ?」「うん」
「めちゃめちゃめんどくさいねん」「う、うん(汗」
「だからな、これがあるとだだこねなくていいし
楽だと思うんよ」「や~、でも絶対そんなに期待するほど
乾かないと思うよ?」
「…やっぱそうかなぁ?でもなぁ…」「え、ちなみに幾らぐらいなの?」
「1500円くらい。やっぱ高いかな?」「うわー、失敗してもいいやと思えるような、
ちょっと腹立つような。」
「これだったら別の買う方がいいかなぁ。
でも乾いたらすごい嬉しいしなぁ…」その後、一旦その場から離れたのですが、
どうにもゆうかちんは後ろ髪をひかれている様子です。
「…そんなに迷うんだったら
試してみてもいいんじゃない?」「ほんとに?ほんとに?いいの??」
「うん、自分へのご褒美ってことで
いいんじゃない?」「うわぁ~、やった~!
じゅやちんありがとう!!!」何だか僕に
迷惑をかけないようにと我慢しているような感じがしたので、
それが1500円ですっきりするなら、
とOKを出したのでした。
ワガママかなぁ…
悪いかなぁ… 迷惑かなぁ…そんな風に思う時、僕達はよく我慢してしまいますが、
好きな人が我慢してる姿を見るのは、
決して嬉しいものではありません。
逆にもし、
ここで僕が怒り出すような場面があったとしたら、
「俺だって我慢してるんだから、お前も我慢しろよ!」という気持ちを隠していることが少なくありません。
もともとは「相手に悪いかなぁ」という気持ちなので、
相手のことを考えたり思ったりして、
我慢をし始めたりします。
しかしこれが、
お互いの我慢大会のようになってしまっては、
せっかくの関係が苦しいものになってしまうので、
気をつけたいものです。
さてさて、その後のマッハドライですが、
実際は「被るだけで完全に乾くのか」というと、
やはりそこまでうまい話ではございません。
結果としては、
タオルで拭いた程度の乾き具合なんですが、
ゆうかちんにとってはなかなかに快適なようです。
なぜなら面倒くさがりの彼女は、
髪を一切タオルで乾かすことなく、べしょべしょに濡れた状態で、いきなりマッハドライを被るのです…。
それだけで拭き終わった状態になるのは快適なようで、
今日も元気に被り続けております。